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『箱女』- 先輩後輩執着百合SF 第25回東京文学フリマ『リクナビ2084』寄稿作品

初めて一目惚れをしたのは、高校一年生の時です。
相手は、年上の女性の先輩でした。
一言でいうと、先輩は、美しい人間でした。校舎を歩く時、きらきらとしたエフェクトを身に纏い、ニコニコしながら、そこら中に笑顔を振りまいていました。私は、その笑顔を真っ正面からキャッチしてしまった愚かでうぶな女学生の一人でした。

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