後輩の学会発表のお手伝いをしてます!
地域を明るくするリハビリテーション専門職の会 大和の岡原です。
当会は、市民活動団体として地域を明るくすることを目的に活動しています。
後輩が初めて学会発表することに
私たち理学療法士は少し特殊な職業だと思っています。
毎年毎年、色々なところで色々な学会が開かれています。
私は、今までに7回ほど学会発表を経験しました。
神奈川県理学療法士学会、関東甲信越ブロック理学療法士学会、日本地域理学療法士学会、日本予防理学療法士学会など様々です。
今年は学会で発表はしませんでした(できませんでした)。
しかし、同じ職場の後輩が発表をしてくれます。
何も学会かというと自分も3回発表したことがある神奈川県理学療法士学会です。
その後輩はまだ学会発表の経験がなく初めて発表をします。
そして、以前の記事でも挙げましたが後輩の育成について最近よく考えます。
ラーニングピラミッド
「人に教える」ということはメリットもかなりあります。
学生の時に学んだラーニングピラミッドをという学習方法と平均学習定着率の関係表している図が今でも印象に残っています。
有名なので皆様もご存知かと思いますが紹介します。
図を見ると、ピラミッドの下に行くほど定着率が高いことがわかります。
各段階の内容について説明します。
講義を受ける(5%)
学校の授業やセミナーなどに出席している状態です。
ただ話を聞くだけでは、天才の方ではない限り内容のほとんどを忘れてしまうでしょう。
読書する(10%)
書籍を読みことは、ただ人の話を聞いているだけより能動的な行動と言えるますが、これでもなかなか覚えられないでしょう。
視聴覚〔ビデオ・音声による学習〕(20%)
単に人の話を聞いたり、読むだけよりは動画・音声はより大きなインパクトを脳に与えます。それでも学習定着率は20%程度と言われています。
実演を見る(30%)
いわゆるデモンストレーションであり、臨床の場では良く聞かれる言葉です。
実演内容によっては聴覚・嗅覚・触覚にも直接訴えかけられるので、解説文や動画よりもさらにインパクトが大きく記憶に残りやすくなります。
ただ、見てるでけで覚えられれば苦労しませんね。
他者と議論する(50%)
ここでやっと学習定着率が50%を超えてきます。
やはり、アウトプットするのは大切ですね。
会話で意見を交換するには、頭の中で筋道立てて考えを整理することと自分の口で意見を伝えることが必要です。
そのため、ただ見るだけ・聞くだけよりもさらに能動的な関わりが必要になります。
実践による経験・練習(75%)
実際に自分の手や体を動かして感覚をつかむことが有効です。
実際に身体を動かして、経験を積むことが大切ですね。
他人に教える(90%)
今回一番伝えたかったところです。
物事を他人に教えるためには、自分でしっかりと内容を理解していなければなりません。
いろいろな方法で何度も実践経験を積み、時には失敗も経験することで、より細やかに教えることができます。
私はまだ教えれないので一緒に考える
このように、他人に教えることはその人だけでなく自分のためにもなります。
ただ、私もまだまだ教えられる立場ではなく、沢山勉強しなければいけない立場です。
なので私が大切にしていることは「一緒に考える」ことです。
教えてはあげれませんが、一緒に考えることはできます。
考えることを続けていくうちに賢くなれると思っています。
一番ダメなことは、考えることをやめることだと思っています。
今後も、考えることを続けていつかは指導できる人になりたいと思います💪
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