私が取り組みたい社会課題
昨日紹介した秋山ジョー先生のことを私は敬愛していて、様々なことを学ばせてもらった。
その中の一つが、ビジネスの定義。
ビジネスは社会課題の解決のためにある、と。
今日は、私が取り組みたいと考えている社会課題について書いてみる。
それは女性が働くことについて。
私はとある外資系企業でマネージャーを務めている。
一緒に働く仲間の8割は女性。
勤務はカレンダー通りではなく、土日祝日、年末年始、お盆、GWも出勤する必要がある。
だから独身でも友達と予定が合わない。
地元の仲間が集まるバーベキューに自分だけ行けなくて寂しい。
ま、それはいいとして、家庭があったり子供がいると大変だ。
ママたちは、家庭と仕事を両立しながら一生懸命やっている。
しかし、子供の予定や体調不良などにより忙しい時にお休みしたり、突発的な遅刻早退が頻繁にあることも事実。
父親と母親が共に正社員として重要な仕事をしていたとしても、「お子様にお熱があります」と保育園からの電話を受けるのは決まって母親。そして仕事を早退して子供を迎えに行く。
彼女が抜けたカバーは他のスタッフがしなければならなくなる。
その分残業が増えたりなど、彼らの負担が増す。
もちろん誰もママたちのことを責めないけれど、だからこそやり場のない不満も蓄積する。
ママはママでそんな空気感を感じとり、罪悪感にまみれながら働いている。
チームへの罪悪感もあるし、子供への罪悪感もある。
私が仕事をしていなければ、子供に寂しい思いをさせることはないのにと。
だけど、ただ会社に務めて働いているだけ。
男性なら普通のことだ。
なのに女性が働くとなると、途端にストレスが増える。
本人にも、その周りの人々にも。
一緒に働く仲間もそうだし、ご両親をはじめとするご家族もそうだろう。
全ての家庭が、働くママをサポートする体制が整っているわけではない。
ただ働くということが、なぜこんなしんどいものになるのだろう。
当然昔より女性の社会参加はしやすくなっている。
だけど、それは現場が無理を引き受けた上で成り立っている。
世の中には介護、貧困、差別、戦争…いろんな社会課題が溢れている。
その中で私がリアルに目の当たりにして、解決のために取り組みたいと思った社会課題はこれだ。
女性が男性と同じように働ける社会を作る。
私が今就いている業種はそれとは全く異なるので、どうやったらこの課題に取り組めるのかは皆目検討がつかない。
だけど様々な女性と働く中で生まれたこの思いは貴重であり、大事にしたいと思っている。
この気持ちを自分でしっかり認識しておくために書き残した。