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自宅で居酒屋をオープンしてみた

居酒屋が好きだ。
扉を開いて、案内された席で上着を脱ぎ腰掛ける動作のままビールを頼んで、
おしぼりで手を拭きながら日替わりのおすすめや黒板メニューを見回すときの高揚感がたまらなく好きだ。

もちろん日々の家晩酌も、みんなでワイワイやる宅飲みも野外フェスでの飲酒も大好きだけど、居酒屋でのそれとは全く別の体験だと思う。
もし私が月収4000万の独身女なら毎日でも居酒屋に行きたい。毎日サウナでガンギマった頭のまま居酒屋で最高になりたい。それくらい居酒屋が好きだ。

さて、月収4000万でも独身でもない私が、日常的にあの高揚感を味わうにはどうすればいいだろうか?
天才であるところの私が編み出した方法がこちら。

自宅で居酒屋をオープンすればええやんけ!!!!!ババーン!!!!!

というわけで、初めておうち居酒屋ごっこをやってみた。

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本日のおしながきを書いてクリアファイルに挟み、
いつもは置かないけどコースターもセットして、
どの料理を頼まれてもいいように少しずつ下ごしらえも済ませておく。
やったのはこれだけ。

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夫が帰宅した瞬間にドリンクオーダーを聞き、お通し(カブの炒め煮)を出した。

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ドリンクメニューも裏に挟んである。
家には酒がこの他にもたくさんあるので…

夫が大変喜んでいるのを見ながら、私はここで早くも興奮と満足のピークに達してしまった。なぜなら居酒屋体験のピークがここだから。

しかし居酒屋をオープンしてしまった以上はお客様にサービスをしなければいけない。

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本日のイチオシ(スーパーで特売だった)かつおのタタキを出したり、

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自分が飲んでる途中でも唐揚げを頼まれたら揚げにいった。なぜなら私は居酒屋の女将だから。

めんどくさいので2杯目以降のドリンクオーダーはセルフサービスとした。いい加減なババアの店みたいでいいでしょ?

ほろ酔いのいい気分で〆の焼うどんまで出し、きちんと皿を洗い、オープン初日営業は終了した。何より夫が喜んでくれてよかった。


自宅で居酒屋をオープンして気づいたこと
・いつもの食卓も「自分で選ぶ」楽しみが加わると特別になる
・居酒屋の仕込みという感覚は日々の買い物や作り置きにも役に立ちそう
・温めたおしぼりを用意すればよかった
・せっかく我が家はカウンターキッチンなので、カウンター飲みという設定にすればよかった
・よく考えたら、私が客でないと意味がなかった


高級食材やごちそうを準備したわけでもないのにめちゃくちゃ食事が楽しかったので、
また余裕のあるときにやってみようと思う。

次回は玄関に「居酒屋ともちゃん」の暖簾と看板も出そう。

家飲みを楽しくするこちらもぜひ!


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