別にって感じのこと
目が見えない人が急に世界を見ることができるようになったなら、美しいものを見てもそれが何か認識することは難しいんだ。
あなたは今そういう状態なんです。
もう4年はお世話になっている心理士さんから言われた言葉です。
わたしは今まできっと、心震えるような感情を何かわからないまま享受していたんだと思います。思考ばかり先行して、感情を無視してきました。理由づけばかりして素直になれなかった。うれしいのに、かなしいのに、でもそれには理由があって、頭で納得できる理由がなくちゃいけないってずっと思っていました。
寂しいっていうの嫌いでしょ
辛いっていうの苦手でしょ
それも心理士さんに言われました。だって寂しいとか辛いって言ったところで何も解決しなくないですか?そう言ったら、それはそうなんですけどね、ほんとそういうとこだよね〜と言われた。
わたしのこころってなんなんだろう。
なんでこころをこんながんじがらめにしているのかな。
わたし、傷つくのが怖いし嫌いなんです。
お薬を大量に飲んでいた時、わたしはこころに麻酔をかけていました。外界からの刺激で傷ついたり悲しくなったりしたくないから、よくわからなくして、それでなんとか外に出て働いたり、人に会ったりしていました。
これからもきっと、お薬とか別の方法で麻酔をかけてしまう。
そんな不安がいつもあります。
でもかなしいもくるしいも、うれしいもたのしいも、純度100で感じてみたいです。
わたしはこころで世界を見たい。
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