(弱音なんて吐いたところで)解決しない。でも、「受け入れる」ことはできるでしょ。
そして寅子(伊藤沙莉)は、
「弱音を吐く自分を、その人を、
そのまま受け入れることができる
弁護士に、居場所になりたいの」
と、
弱音を否定する
よね(土居 志央梨)に
向かって言った
(少し前の『虎に翼』)。
*
「生活と自治」(5月号)で
安田菜津紀さんは、
イスラエル北部のコフル・カナ村で
ユダヤ女性とアラブ・パレスチナ女性が
運営する非営利団体
「ガレリアのシンデジアナ」を紹介した。
ここでナディア・ジオールさんは、
怒りや痛みなどの感情を、
他の人を責めたり
攻撃したりすることなく
表現する方法を教えている。
そして、こうも言う。
「たとえ意見が違っても、
耳を傾けることはできる」。
つまり、いきなり反発するのではなく、
まず相手の言葉を尊重し、
「受け入れる」
こと、
私も求め続ける大切な意識だ。
そしてこれがいま、
なおざりにされている。
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