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まったり減塩生活②


はじめに

 突如腎不全末期を宣告され、人工透析待ったなしの事態に陥った50代兼業主婦が、夫と二人ぐらしをしながらどのように摂取塩分を減らし、いかに透析導入を遠ざけているかをダラダラと思いつくままに記録しているものです。
 そこまで厳密ではなくあくまで自己流のまったり減塩の体験談ですので、医学的根拠などは求めないでくださいね!
 
★今回の表紙は自作のぽーちゃい飯(香港風土鍋ご飯)と小松菜のオイスターソースかけ。香港が恋しくなった時の定番メニューです。
(今後表紙写真は減塩前の思い出食事写真になる予定) 
 

とりあえず食べていないもの(思いつくままに野菜根菜編)

 主治医からは「塩分とカリウムは控えてね、特にバナナ」としか今のところ言われていないので、カリウムって何に多いの?と調べるところから始まりました。(なので、タイトルは正確には「まったり減塩減カリウム生活」なのかもしれません)
 塩分は栄養成分表示を見れば一目でわかりますがカリウムは分からないことがほとんどです。まず参考にしたのがこちらのサイトでした。(今もちょいちょいお世話になってます)

 まずは芋類。じゃがいもは割と好物だったので非常に残念です。年末から正月にかけての大好物である八ツ頭やセレベス芋もカリウム豊富すぎてアウト。里芋は自分で調理をすることはまずないしそこまで好きではないので、まぁいいかと。サツマイモ長芋もさようならー。
 基本的にこれらの芋類は今後買わない、積極的には食べない。けれど、お弁当に1かけ入っている、付け合わせがポテサラだったくらいなら食べてもいいことにしよう、というスタンスです。
 それからかき菜。あまりメジャーではないアブラナ科の葉物ですが、私はこれを偏愛していました。冬の終わりから初夏くらいまで、それはそれはもう、一度に何把も買い求めて、煮びたしおひたしサラダ炒め物とあらゆる方法でうめーうめーと食べていたのです。今年のシーズンは売り場に近寄らず(売っているのを見るだけで辛い)泣く泣く別れました。食べなくても別に何ともないんですけどね。別れるまでは愁嘆場だったけど、別れたらあっさり次の人とくっついた、的な感じがしなくもないです。
 それから、ゴーヤも意外とカリウム豊富でした。一度夫が道の駅で買ってきて、これは立派だと料理してうめ―うめー言いつつ調べたら(食べる前に調べようよ)あら多いわ、と。以降、夫は一切ゴーヤを買ってこなくなりました。
 積極的に調理するわけではないのですが、タケノコもカリウム豊富だそうです。パンダの腎臓に影響がないのか心配になりますね。
 こう羅列すると統一性がないですよね?芋、かき菜、ゴーヤ、タケノコ。カリウムがどこに潜んでいるか、見た目では判断がつきません。栄養学的に見たり生物学的に見ると何か共通点があるんですかね…?
 果物類はかなり気を付けて調べてから食べるようにしています。(一切食べない、という選択肢は無い)おかげで毎年9月になると30kgくらい注文してむさぼり食べていた二十世紀梨も、今年は3kgしか注文していません。夏の訪れとともに買いに走った生ライチも1回に3粒程度にとどめています。(だから今までが食べ過ぎだと)
 果物と言えばドライフルーツもダメだそうで、台湾でも干しマンゴーには手を出しませんでした。干し芋なんて干してる上に芋類なのでダブルアウトですね。切り干し大根もアウトでした。
 そこまで気にしなくてもアホほど量を食べなければいいのではないか、とも思います。実際、今食べているナスやキャベツ、白菜などもカリウムが少ないわけではないけれども、常識的な範囲を食べる分には問題ないな、と思って食べています。
 ここに挙げた「食べていないもの」は「好きなので割とたくさん食べちゃうもの」が多いなーと思います。つまり「一度食べてしまったら歯止めが効かず際限なく食べちゃいそうで怖いもの」でもあるのかと。
 今までさんざん美味しく食べてきたことに感謝しつつ、もうお別れだね…とそっと涙をぬぐいつつ身を引いた、という感覚です。
 君たちのことは忘れない……一生分食べたのでもう十分だよ……アデュー…
   

今まで敬遠していたけど食べるようになったもの(麵類編)

 麺類の中でも特にうどんを偏愛していた私ですが、夫はうどんも食うけど蕎麦も好きという人で、よく私を「○○の蕎麦が美味いから」と誘います。しかしそんな誘いに「うどんがあるなら行ってもいい」と返事をするつれない態度を取り続けていました。それほどにうどんへの愛が深かったのか…。(蕎麦の美味さというのがいまひとつよくわからないのです)
 ところが、うどんは製麺時に塩を加えるけど、蕎麦は加えない。(乾麺は除く)つまり、蕎麦なら塩分を控えて食べることが出来るという事か!
 これは福音でした。
 うどんがダメならそばを食べればいいじゃない!
 
(ただし、汁そばではなくざるそば限定。真冬でもざるそば一択)
 半世紀以上愛を注いだうどんに別れを告げ、私は蕎麦派に寝返ったのです。夫の誘いにもホイホイ乗って蕎麦を食べに行くようになりました。
 もちろん、食後に蕎麦湯でつゆを飲んだりはいたしません。蕎麦湯はカリウムが多く、つゆは塩分たっぷりですのでダブルアウトです。
 ざるそばの塩分量については「あすけん」の「つゆを飲まなかったら0.5g」を信頼しています。それでもなるべくつゆをつけず、江戸っ子を気取って蕎麦を手繰ることを心がけていますが。
 …そしてやっぱり、蕎麦の美味さはよくわかっていません。よく冷えてるなー、こしがあるなーくらい。チェーン店や立ち食いのざる蕎麦でもうめーうめーと食べます。どちらかといえば一緒に食べるてんぷらの味で「お、これは高級」と判断しているかもしれません…
 でも、出先で外食をしなければいけないスケジュールの時「美味しそうな蕎麦屋はあるかな?」と探すのは楽しみになりました。ここの蕎麦はまた食べに行ってもいいな、というお店もいくつか見つけました。
 
 

 チェーン店であれば「そじ坊」さんがメニューの栄養成分表を公開していて安心です。遠征で行った京都でも宝塚でも「そじ坊」さんで安心して食事できました。

 これからは蕎麦と共に細く長く生きて行こうと思います。(上手いこと言ったつもり)
 主食に何を合わせているかまでたどり着けませんでしたね…もう予告とかしないで思いつくままに減塩生活をつづることにします(反省)

                               つづく


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