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減塩台湾攻略⑤2023.12/29前編

家楽福は楽しいな

 夫が早朝から陽明山温泉に出かけたので、広々としたベッドで二度寝しようと思うが、年寄なので目が覚めてしまい、朝シャワーを浴びで6時過ぎにカルフール桂林店を目指した。
 街中は歩く人もバイクに乗る人も数えるほどで、朝ごはんの店がぼつぼつ開こうとしているような時間。昨日は超級市場カルフールで当てが外れたけれど、さらに先に大型店があるのだった。
 

明るくなるにつれバイクが増えていく
夜明けの街
開店準備中
朝ごはん屋の賑わい
出勤を待つバイクたち
指ぃ!
ビルの上に森!
不思議な光景
家楽福!
これが目指した大きさ
フードコートはマックだけ営業中

 カルフール、日本からは撤退してしまったらしいけど、中国台湾ではよく見かける。香港では見た記憶がないのだけども、ローカルスーパーが強いからだろうか。
 

いろいろ怪しい。へけけっ!
むっちりドラゴン
福々しい
欲しいねぇ、鴛鴦鍋
「おいしい」シリーズ健在
新年に足ふきマットを変える習慣があるのか
何故に蟹
お年玉袋がずっと好きなんですよ。初香港からずっと
豊富なデザイン
これが見たくて旧正月周辺に来るんですよ
なぜ!自国で売りに出さないのか!!!!
日本でも人気のKIKI麺
海賊王じゃなくて航海王
航海費用を出稼ぎ中なのか
カットフルーツ!カリウムが多いので我慢!
ザクロ好きにはたまらんでしょうね

 我が家のコレクションに「干支ぬいぐるみ」がある。主に中国で旧正月前になると店頭に並ぶ干支を模した縁起物で、色は赤。稀に黄色や金色、柄物がある。中国に行けなかった年は香港で買い、なんだかんだでもう十二支コンプリートしてるのではないかと思うが、赤いドラゴンなんかなんぼあってもいいのでね…しかしクッションの類はあってもぬいぐるみは見つけられなかった。台湾もぬいぐるみは嫌いじゃないはずなのに…旧正月前じゃないと並ばないのかな?それにしてはお年玉袋や玄関飾りはあるのになぁ。
 それから新年を迎えるためのチャイナ服的なものも見かけなかった。
 過去に1回だけ北京を訪れたことがあるのだが、その時カルフールで買ったチャイナ綿入れを20年近く愛用している。綿100%なので洗濯機でガシガシ洗えるし、なによりデザインがかわいいので。それ以降カルフールというと「かわいいチャイナ服」を探すのだが、台湾では子供用しか見つけられなかった。これも旧正月が近づけば現れるのだろうか。
 一通り見て回り「帆立風味のほんだし」(カルディでも売ってるけど)を購入して満足。焼き立てパンコーナーに台湾カステラなんかないかな、と探したけどこちらもなかった。台湾カステラ…もしかして流行ってるのは日本だけ疑惑…

朝一小籠包

 宿に戻り年末の「ブギウギ総集編」などを見ているうちに夫が戻ってきた。朝食は「冠京華」で小籠包だという。
 店に着くと開店時間前なのに大将が小籠包包みの手を休めていいから入れと案内してくれる。
 小籠湯包、鮮肉餃子。菜肉餃子、青菜を頼む。ここは白酢だったが、またも生姜を山盛りにしていただく。

美しい。象牙のよう。故宮に飾りたい
空心菜もだけど生姜の山盛りっぷりに引く
蒸されるのを待つ小籠包たち
親切メニュー

 今回は二人で来ているので3種類注文できるが、一人だと2種類が限界だろう。半分ずつ、みたいな制度があればいいのになーと思う。それでも、朝九時からこんな美味しいものが食べられるのはありがたい。贅沢な話である。
 

木柵からバスで十分へ

 今日もあまり天候はすぐれないけれど、明日以降は絶対混むから今日中にランタン飛ばしをしよう、と木柵駅に向かう。十分行きのバスが出てるのだそう。
 途中乗換駅でサンリオコラボがあり、いやーんかわいいーと写真を撮る。

みんなお仕事しててえらいね
似合ってるよ!プリン!!
しなもん働くもん

 半世紀以上生きてきて、サンリオキャラクターは常に視界にあった。特にどのキャラクターに入れ込むこともなく「ああ、かわいいよね」くらいのスタンスで生きてきた。ところが、ある日突然「シナモロール…かわいいね…」と心境に大いなる変化が訪れた。(多分原因は安田顕とのゆるどきクッキング)今、これらの写真を見て猛烈に「台湾限定しなもんグッズを買いに行きてぇ!!!!」となっている。写真を撮っていただけ褒めてやりたいけども、なぜもっとしなもんを…しなもんを…
 

空模様はどんより

 話を戻して、木柵駅に降り立ったあたりから小雨がぱらつき出した。タイミングよく来た十分行きのバスに乗ると、車内は小さなランタン飾りが揺れている。かわいい。結構な山道をぐねぐねと小一時間走る。途中の山中に廟がいくつもあり、ホテルもあった。こんなものすごく不便そうなところになぜ…廟巡りの人がいるのだろうか。
 十分は平日の午前中だというのにものすごい人。ツアーバスもひっきりなしにやってきて渋滞する始末。

列車が来た
天燈は孔明の発明?!
色の意味が色々


こちらの店で天燈を上げさせてもらった
看板も天燈フォルム
銀髪俱楽部と托老中心

 こんな賑やかなところにデイサービスセンターがあるのか―、賑やかだからかねぇ、とか考えつつ適当な店で天燈を選び、メッセージを書いて線路で上げさせてもらった。250NTD、思ったよりずっとリーズナブル。
 二人で天燈を持つので、店のお兄ちゃんが写真を撮ってくれる。火力が強いのかあっという間に小雨をものともせず上がっていく。割とあっけない。
べたなスポットだと思っていたが、これはこれで体験してよかった。
 十分に来た理由はもう一つある。十分駅の看板前で写真を撮ってもらうのだ。「十分生きました」という洒落で遺影にしてもらおうかと思って。成都でパンダを抱っこしているめちゃくちゃ笑顔の写真でもいいのだが、いかんせん10年以上前なので若すぎる。写真を撮るのは好きだが映るのはあまり好きではないので、こういう機会でも作らないと証明写真くらいしか残っていないので。
 

ところどころに残骸が
勢いのある龍

 橋の上から川岸を眺めると、あちこちに落ちた天燈の残骸が見える。あれは誰か回収するのかねぇ、と話しているとバイクの後ろに天燈の金属製の輪っかだけを束で積んだバイクがやってくる。あれを回収して店に持ち込むといくばくかのキャッシュバックがあるらしい。一日にどれだけ上がってどれだけ回収されるのか、どこまで飛んでいくのか、残骸が問題になることはないのか、オーバーツーリズムの弊害が少し心配になる。
 雨が激しくなり、屋根付きのバス停がありがたい。とうとうバス停留所がいっぱいになったのか、川向うに停車したツアーバスから傘をさして団体がやってくる。この雨の中でも飛ばせるのか…明日以降はもっと混むだろう。
 帰りのバスはほぼ寝てしまって、木柵に着いたら雨はやんでいた。一駅乗って台北動物園でパンダ納めをしよう。            つづく。
 


 
 


 


 

 

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