ようこそ
おおおおおっボールルームの新刊が出てるっ!
ようこそ!
本屋を徘徊していたところ、思いがけずマンガの新刊を発見。
うおおおっ!出てる!
瞬間的に高まった気持ちを落ち着けるため、あえてそのまま通り過ぎ、
そのままゆっくりと売り場を一周してから手に取り、購入しました。
竹内友さんの漫画『ボールルームへようこそ』11巻。
数年前にアニメで作品を知り、全巻揃えた漫画です。
ボールルームとは舞踏室のこと。二人組で踊る競技ダンスを題材にした漫画です。
めちゃくちゃ面白いです。
ダンスというと、優雅な趣味的なイメージもあるかもしれません。(社交ダンスのイメージ)
しかし、競技ダンスはバリバリのスポーツ。ダンサーたちの熱いバトルや、人間性が出る深い表現がおおきな見どころ。フィギュアスケートとか好きな人にも、けっこうお勧めです。
僕はこの漫画からけっこう影響を受けていて、立ったり座ったりするときの姿勢とか、日常のちょっとした動作がキレイになったような気がします。影響を受けるってそういうことなの、と自分でもちょっと驚いていますが…
でもこの漫画はダンスのシーンに限らず日常のささいな場面でも、ダンサーの姿がとても美しく描かれているんですよね。わざわざ格好つけたポーズをしているわけではないのですが、ピシッとしていて格好いい。キャラクターのポーズのカッコよさではなく、人間の普遍的な身体美を追求している。そういう感じを受けます。
これはそのまま、この漫画内での、競技のパフォーマンスと、競技の外で磨かれる基礎的な動作の描き分け、その関係に通じるものでもあるかもしれません。
このような「姿勢」へのこだわりがあるから、僕もこれを読んで影響を受けたのかもしれないと改めて思いました。
そういえば。
印象派時代のフランスの画家、エドガー・ドガのことを思い出しました。
ドガもダンサー(踊り子)を題材に絵を描いていますし、構図や色づかいはときに大胆ながら、同時代の他の画家に比べて、人の身体をしっかり描く印象があったのを思い出します。
身体へのまなざし。
ボールルームという空間に通じるものを感じました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?