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インバウンドと現地民の話

大阪ミナミ、なんば・日本橋エリアといわれる西日本でも有数の繁華街から徒歩圏に住んでいる。
今や歩いていれば聞こえる言葉の半分以上は日本語ではないこのエリアだが、私にとっては生活圏だ。
さて、今回はそんな繁華街、観光地近くに住む人間として思うことを少しお話する。

先日、こんなことがあった。
私は趣味が映画鑑賞で、noteにもおすすめ映画を紹介しているほどである。
なんば・日本橋エリアには映画館も複数あり、休日だけではなく仕事帰りに立ち寄ることも多い。
その日も仕事帰りに楽しみにしていた映画を見に行った。
(どの映画館で起こったことかはあえて伏せておく)
見たのは新作の洋画で字幕上映版である。前よりの席に座っていたが、後ろは外国人4人組、左隣に一席開けて外国人二人組が座っていた。

上映が始まって間もなく、後ろの席から座席を蹴られる。それも一度ではなくおそらく10回以上。さらに隣からは上映中に笑い声、エンドロール中にはずっと話し込む声が聞こえていた。
(私はエンドロールまで余韻に浸りたい派である)
正直、映画好きとしてはめちゃくちゃ迷惑である。上映中スマホの次くらいに迷惑である。
しかしどちらも複数人、しかも日本人ではないようなので注意するのも難しい。仕方なくその場をあとにしたが、せっかく楽しみにしていた映画を台無しにされた気分だった。

彼らは何をしにこの場に来たのであろう。今回見た作品は普通に全世界公開されているものである。こう言っては何だが、自国で見ればよいのではないか?字幕を選んだということは日本語字幕を読むのではなく、原語(英語)で鑑賞ができるということだろう。
なぜわざわざ、日本に旅行にまで来て?どこでも見れる映画を見るのだろうか?
そもそも上映前に日本語だけではなく英語の他にも多言語でマナー注意が促されている。上映中の会話や大きな音、前の座席を蹴らないようにという注意は伝わっているはずだ。
普通にガン無視する精神が分からない。

他にもインバウンドの人々には思うところがある。
狭い路地で大きなスーツケースをいくつも並べて道をふさいだり、店舗前(営業中)に座り込んだり……。
最近は近所のスーパー(普通に地元民向け)にまで外国人がたくさんいて戸惑うことがある。
ここは観光地ではあるが、同時に人が生活している場所だという意識が全く感じられない。

そもそもの土地柄、外国人以外にも観光客が多い場所である。よそ者は来ないでほしいなんて思わない。
むしろ、良い旅を楽しんでいただければとさえ思っている。
しかし、それはマナーを守ってくれることが前提だ。
最近では神社の鳥居で懸垂したり、電車の中で踊ったり、そんな外国人が問題になっている。
人口減少時代にインバウンド需要を切り捨てろとは言わないが、もう少し入ってくる人間を規制してもいいのでは?と思わずにはいられない。

郷に入っては郷に従え、知らないことは罪ではないが旅行の前にすこし、日本のマナーを学んでから来てもらいたいものである。

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