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オートマチック

真昼の空から砂漠の砂が
夜闇の木漏れ日抜けていく
空の一等端のあそこに
空いた無数のあの穴から
誰かの眼光差し込んで
エンゲルハンスのこの島に
黄緑色の花が咲く

呼吸をやめたら泥が出る
溜まりに溜まった澱が出る
小指に巡る葉脈辿って
星を燃やせばまた会える
唇の上に赤いカナリア
粘膜質の花食らう

足の裏から根が伸びる
路上転がる割れた磁気
喉元抜けない錆びた釘

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