拝復 孤高の華となるあなたへ
あなたはいつも私を近づけさせないね。
そばにいると思えば、いつの間にか遠ざかっていく。
あなたが一人が好きなのは知っているけれど、振り回されるこっちの身にもなってほしいわ。
寂しがり屋のくせに、ベタベタされることを嫌う…まるで気まぐれな猫のようだけど。
それもまたあなたの素敵なところ。
変わり者と人は言うけれど、それがあなたなのよね。
また、一人別の道を進むのでしょう?
いいんじゃないかしら。
道が違ったところで、あなたと私が友人であることに変わりはない。
あなたにはあなたの、私には私の生き方があるだけ。
あなたのことだから、夢中になるとしばらく帰ってこないかもしれないけれど。
まあ、気まぐれに返事をくれたら嬉しいわ。
まるで桜が魅せた幻のように。
ふわりと残り香を置いていくあなた。
気まぐれな旅人。
でも、そんなあなたの友人でいられることを、誇らしく思うわ。
じゃあ、また会う日まで。
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