新しいメイン商材とコンセプト
ターゲット層の明確化とそのターゲット層に向けた新たなコンセプトを設定。商品を売るためには必ずやってほしいことの一つです。
これができていれば、ズレを修正できるからです。
商品自体の売りポイントではなく、お客様目線の中で当社ができる売りポイントを考えていきます。そうすると、写真入れができる商品という利点は多くのお客様に共感を得ることができます。とても大きな方向転換でした。
変わったことは下記のとおりです。
①メイン商品
【今まで】16.7cm×12.9cmの鏡面インテリア→【現在】7.7cm×5.5cmのカードミラー
②名前
【今まで】SMLサイズ→【現在】カードミラー、シルバーボード(M)、シルバーボード(L)
③ブランド名(商品名)
【今まで】ARTMIRROR→【現在】P+
④コンセプト
【今まで】割れないアートミラー→【現在】写真を飾る、新しいカタチ
⑤ウリ
【今まで】シルバーで輝く絵柄→【現在】簡単に製作できるオリジナルカードミラー
【今まで】
上記の商品がメインでしたが、今は下記の商品がメインです。
【現在】
最初は社長も大反対でしたが、段々と売る数が増えるごとに容認してくれるようになりました。
試験的にある程度のデザインを考え、どの商品がどの価格であれば売れるのかを試しました。ハンドメイドショップ minne creemaを使用し、ユーザーが買ってくれる商品を調べたのです。
そんなに数は出ませんでした。一ヶ月で5個売れるか売れないか程度です。いいねはついても購入には繋がらない。ウォッチ数は増えるけど購入には繋がらない日々が続きました。「売れないかもしれない」と思った日もありました。
初めてハンドメイドサイトで商品が売れた11月。とてもとても大きくガッツボーズをしたことを覚えています。それだけ、嬉しかったのです。しかもお客様は九州の方でした。
早速、郵送に取り掛かりました。作品自体はすぐにできましたが、包装を全く考えていなかったのです。ただ袋に入れて終わりでいいのか。ここで立ち止まりました。
私はメルカリユーザーでよく物の売買をする立場でした。ただの中古品。ラッピングも何もしないのは当たり前だと思っていました。
しかし、決まってレビューを書かれるときは、袋がブランドモノだったり、包装紙にthank you💓と書いたときだということをそのときなぜがふと思い立ちました。
貰った側の気持ちを考えてみよう。
もともと、人にものを贈ることが好きだった私はラッピング用の包装紙をたくさん持ち得ていました。この際だから包んでみようか。私は無料でラッピングをして提供することにしました。
最初はドライフラワーをつけたり、豪華にしようとしていましたが
「届いた瞬間の気持ちを考えた方がいい」
そんな母の一言で、豪華なラッピングはやめました。届いた瞬間ドライフラワーがボロボロとこぼれ落ちたら誰だって嫌な気持ちになります。
結果、ラッピングと手紙を付けることにしました。
これは今でも続けています。
結果、購入レビューは必ずもらえるようになりました。手紙をつけず、簡素化したラッピングをした時もありましたが、そのときは評価のみでした。
必ずしもそれが原因だとは考えにくいですが、私は丁寧な包装を心かけようと思いました。
ハンドメイドサイトでは、ほんの数件しか実績はなかったものの貴重な資料を得ることができました。ハンドメイドサイトを利用する人は当社のターゲット層とする人たちである20代から50代の女性がほとんどだからです。
ハンドメイドサイトで得たモノ
①自身で考えたのデザインよりも写真入れのデザインの方が売れる
②Instagram風や日記風などの写真フレームが売れる
③背景がホワイトなど他のものを置かない写真の方が閲覧数が多い
④真上から撮った写真の方が閲覧数が多い
⑤SNSの活用は必須
⑥値段はワンコインでないと売れない
以上の6点です。写真の撮り方はもちろん、無料で始められるハンドメイドサイトは試験的にモノを販売するのに良い環境かもしれません。価格については、やはりというべきか、希望の800円のときは1枚も売れませんでしたが。500円のときは1週間に一枚は注文が入るようになりました。
※安く売るから買ってくれるのだと思っていましたが、これはのちに誤りだったと反省する点になります。
また、初めて購入した人は当店の商品を3度もリピートしてくれたのです。
私はハンドメイドサイトを継続しながらも直営ネットショップの製作に取り掛かりました。