見出し画像

自律神経の乱れ〜原因編〜


___________________________________

■社会人の現代病〜自律神経の乱れ〜(原因編)
___________________________________

突然ですが、皆さんは自律神経という言葉を聞いたことがありますか?

自律神経

とは
・交感神経
・副交感神経
という2つの種類があります。
その2つをまとめて自律神経と呼んでいます。

交感神経とは興奮したり、覚醒したりとする時に働きは優位になります。
副交感神経とはリラックスしたりすると働きは優位になります。

例えば人前で話す時に手汗をかいたり手足が震えたりした経験はありませんか?
これらは交感神経が優位になって起きた反射です。

また
本屋に入って急に便意を催したことはありませんか?
これは副交感神経が優位になって起きた反射です。

このように健康な場合交感神経と副交感神経がシーソーのようにバランスを取って生きています。

このバランスが乱れるとどうなるでしょうか?

夜になってもなかなか寝付けない
肩凝り
腰痛
強い背中の張り
普段から手汗がとまらない
呼吸がしにくい
慢性的な頭痛

のような怪我をしたわけでもないのに身体に不調が出てきたり

突然の漠然とした不安に駆られる
夜は眠くないのに朝になるととても眠く、会社に行きたくない

のように精神的な面でも前向きな気持ちが損なわれたりします。


現代の社会人はこの自律神経のバランスを非常に崩しやすい状況におられる方が非常に多いと思います。

その原因とは大きく分けて4つあります。
・スマホ、パソコンの普及によるブルーライト
・通勤電車
・人間関係
・運動不足

1.スマホ、パソコンの普及によるブルーライト

なんとなく皆さんはブルーライトが身体にとってダメなんだ!
という認識があると思います。

最近ではiPhoneにブルーライトカットが標準装備されていたり、スマホアプリでもブルーライトをカットするものが出たり。
また、ブルーライトカットの眼鏡は昔から存在します。

ブルーライトが悪影響を与えるのは視力だけではありません。


メラトニンというホルモンを聞いたことはあるでしょうか。
脳にある松果体という部分から、メラトニンというホルモンが分泌されて人は眠くなるようになっています。
通常であればメラトニンは日中は分泌が低く、夜間は数十倍も分泌されて夜に眠くなるようになっています。

現代社会のように昼夜が関係ない環境(屋内のオフィスなど)でも昼夜のバランスは保とうとします。
しかし、明るい蛍光灯の下にいたり、ブルーライトを浴びることによってメラトニンが分泌されなくなります。


つまり、
寝る前にパソコンやスマホを見る→眠くなるホルモンが出ない→なかなか寝付けない
となるのです。

寝る前にスマホを見るのはよくない!と巷で言われているのはこれが理由なのです。


眠れないからといってなんとなくスマホを見ていませんか?
それをやめるだけで睡眠の質は向上し、眠りにつきやすくなります。

眠れないとリラックスしている時間が少なくなるのでもちろん自律神経のバランスは乱れます。


②通勤電車

これは先程のブルーライト問題とやや関連があります。

良質な睡眠を得る行動は実は朝から始まっています。
子供の時を思い浮かべてください。

学校まで徒歩や自転車で通学していましたよね?

小学校、中学校のときのほうが夜早く眠れていませんでしたか? 

朝日光を浴びると夜に分泌されるメラトニンが多くなるというでーたもあります。
また、集中力をはかる実験で朝の20分のウォーキングはコーヒーによって摂取するカフェインと同等だったというエビデンスもあります。

これらの理由により、朝に歩かず地下鉄のような暗い電車に揺られるのは非常に良くないです。

③人間関係
これはスマホによるSNSの普及も大いに関係しています。

Twitter、Facebook、Instagramなどを見ていませんか?

無意識のうちに他人の動向を気にして自分と他人を比較したり、周りの目を気にしたりしてしまうものです。

人間関係のストレスを会社の外まで持って帰る必要はありません。
仕事で必要な方もいるので、無理にとは言いませんが不用意に自らストレスを感じに行くのをやめましょう。


④運動不足
子供の頃は体育の授業がありました。
大人になると体育の授業はありません。

最後に運動をしたのがいつだったか思い出せない人も中にはいるかもしれません。

運動をすることによって良い意味で身体にストレスをかけてあげましょう。


この様に自律神経と睡眠というのは非常に密接な関係があります。
よく寝れるためにどうするか?
それだけを頭の片隅に置いておくだけでも今よりも楽な生活が送れるようになります。


__________________________________

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?