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恋愛こじらせの私が、半年でスピード結婚した話 〜30代の戦略的婚活〜

キャリアコーチングで方向性整理や転職活動・副業支援をしているりかと言います。

実際にキャリア支援や転職活動サポートをする中で、「婚活にも応用できるのでは?」と思うことも感じていました。そこで今回は、キャリアの考え方を自身の婚活に応用し、出会って半年で入籍するまでやったこと3つをお話しします。


恋愛に自信がなかった私

そもそも前提として、私が恋愛弱者だった話からさせてください(お恥ずかしいのですが‥)

私は元々自己肯定感が低く、自分に自信がない人間でした。特に過去の恋愛ではそれが顕著に出ており、3ヶ月で別れる、しかも振られるタイプ。誰かと付き合っているよりも、彼氏がいない期間の方が圧倒的に多い人間で、恋愛にコンプレックスを持っているこじらせ人間でした。

今考えると、自分に自信がなく嫌われたくがないために、相手に尽くしすぎたり重くなるタイプだったなと思います。(その傾向はこのnoteからも出ていますね‥)

結婚の想像ができなかった私に、急に「結婚願望」が芽生える

思えば社会人になり、ずっと仕事に猪突猛進していた私。30代になってからも「もっと仲間と熱く働きたい!」という気持ちで、バリバリのスタートアップのポジウィルに入社するほど仕事にのめり込んでいました。

また前に書いたように恋愛に自信がなく「こんな自分は結婚できるのだろうか」と思っていたこともあり、直近3~4年は周りが結婚・出産をしていく中、恋愛も結婚も全く頭にありませんでした。

そんな私がポジウィルで数年働き、フルリモートでできる仕事のため会社に交渉し、埼玉から憧れの京都に移住をして数ヶ月経った頃。

平安神宮

自分で選んだ選択ですが「1人では寂しい」と感じるようになりました。

少し前までは東京のオフィスに行けば大好きな会社の仲間と会えて一体感を感じていたのに、今はほぼ家で1人で仕事をしている。仲間と気を許して話したりすることが格段に減ってしまいました。

思えばこれまでの学生生活でも寮だったり、友達と毎日会っていたり、社会人になってからも仲間がいました。それがコロナで減り、京都に来てからはより減りました。

そこから「一緒にたわいない話をして、支え合っていくパートナーが欲しい」と結婚願望が高まりました。そして、2023年の1月末から本気で婚活をすることを決意しました。

やったこと①まずは自信のなさと向き合う

今後パートナーに出会っても支障がありそうなことを考えた時に、やはり自分の「自信のなさ」から変に自分が我慢して苦しくなったり、相手に対しても良くない影響を及ぼすだろうなと思いました。

そこでなぜ「こんなに自信がないのか?」を考え、過去の恋愛の分析をしました。

そこからわかったことは、全ての問題を「自分が悪い」と過度に自責にして「完璧にならなければ愛されない」と自信をなくしたり、ダメな部分がバレてきらわえれないように、相手に尽くす思考になっていました。

そして、その根本は「短気だった父親への恐怖」からでした。

例えば自分が少し散らかしていると「女なのにだらしない、ちゃんとしなさい」と怒られ、「自分は女の子として当たり前のことができていないから、ダメなんだ」と思っていたことがルーツでした。

そこで私がトレーニングでやっているように過去に向き合い、客観的に考えることで「そこまで自信をなくすことではない」「改善しつつもどうしても無理だったら、それも含めて認めてくれるパートナーを探そう」と思えるようになり、フラットな気持ちで婚活に向き合えるようになりました。

恋愛で自分がだめだと思ってしまう方、良かったらこのnoteも読んでみてください。何かヒントになるかも。

やったこと②「自分が生きたい人生」から「譲れない軸」を3つに絞る

そして本格的に婚活を始めました。普段の生活から出会いがなく、関西に知り合いも少ないので、マッチングアプリをいくつか使うことにしました。

登録人数の多い有名どころや、30代が多いところなど、ジャンル別に5つほどアプリに登録し、自分と相性が良いアプリを探ることにしました。

実際にやってみるとアプリによって反応の良し悪しが別れたり、30代になるといいね!をもらえる数も減って(超リアル)、選べる選択肢が20代よりも減っている現実を認識。

自分の婚活での市場価値が厳しい中で、確実に良い出会いを掴むために戦略が必要と感じました。

関連で、実際に転職活動支援をして思うのですが、正直会社も100点の理想の会社があるわけではないと思います。仕事にやりがいがあっても福利厚生があまりなかったり・給与が上がりづらかったり、一緒に働く人に癖があって苦労したりと、何かしら数%は自分の思い通りにならないことがあるのが普通だと思っています。100点を求め満たしていないことを減点していく方法だと、何年も転職活動をすることになるかもしれません。

そして、それは「パートナーシップ」にも言えると思っていました。そのため、100点を目指して足りないところを減点して見切っていくやり方ではなく、「自分にとって譲れないこと」を3つに絞り、それを満たしていれば最高!という基準で考えることにしました。

その軸を考えるのに、ポジウィルでやる「過去の棚卸し」「どんな風に生きたいか」を考えることがかなり役に立ちました。

例えば過去ではお付き合いしていた人との別れた理由や良かったこと悪かったことをデータとしてフラットに分析(笑)、その上で「自分がどんな人生を生きたいか」を中長期的に考えました。

その結果、「仕事の話をしても嫌がらない人」「私のことを尊重・大切にしてくれそうな人」、結婚したら何かしら試練はあると思うので「逃げずに向き合って、建設的に話せそうな人」という3つの軸に絞ることにしました。

デートなどでお話しする時は、この基準がどうか?でフラットに見るようにしていました。

やったこと③待たずに、自分から先手を打つ

最後は「待たずに、自分から先手を打つ」です。それまでの私は「相手に引かれたらどうしよう」と思い、相手から嫌われることを恐れて、自分から動けませんでした。また男女脳の違いの本も読んで研究していたので、男性心理を考えると「追うよりも追われる」方が良いとは理解していました。

ただ、それまでそのやり方で結局うまくいっていないこと&ずるずると婚活を続けるのはしんどいので、やり方を見直しました。

その結果、仕事の時のように「自ら機会を作り、掴み取る」を応用して進めていました。

◎マッチングアプリでの動き方例
・いいねを待たず、自分からいいねを送る
→転職活動で10社応募して1社面接に行けるの話と同じ考えでやりました(笑)

・マッチングしたら、相手が話題を振ってくれるのを待つのではなく自分から話題を作り仲良くなる

・話していて印象が良い人は自分からデートに誘ったり、WEB飲みに誘う

ちなみに恋愛マーケティングという本を読み、結婚意欲の高い男性を見抜くこと、ゴール(入籍)から逆算してプロジェクトのように進めていくという本を読んでインスパイアされたこともあり、「2023年で入籍するならこの日だ!」と仮で期限を決めていました。

ちなみにその時決めた入籍日は「2023年に3回ある、最強開運日の最後の日」の「8月4日」です。有名人でも羽生くんが電撃入籍など、同じように考える方が多くて嬉しかったです笑

そして今の旦那さんとお付き合いをすることになった際は、下記を早い段階で話していました。

・自分が当初予定していた入籍日を伝える
・入籍までにお互いに見極めたい基準を伝え合う
 (例:雑さ加減が大丈夫かどうか等)
・今後どんな人生を歩みたいのかを5年10年人生計画を作ってすり合わせシェア
 (例:働き方や子供をいつ考えているか等)
・ご両親への挨拶をいつ行くか

このように自分から動くことで、旦那さんからも「ジェットコースターみたいやな 笑」と言われるくらいに、ことがどんどん進んでいきました。

とはいえ、旦那さんの協力があったことが大きい

こうやって自分から意識してきたこともあったのですが、旦那さんがノリが良く、協力的だったことが本当に大きかったと思います。

私が入籍日をジャブ打ちしたときも「スピード婚っておもろいやん!」とノってくれたり、とはいえ勢いだけではなく、どんなことが必要かを一緒に考えてくれて調整してくれたり。

その結果、GWに九州の家族の元へ、6月に彼のご家族にご挨拶、そして出会ってから半年も経たずの8/4に無事入籍を迎えるなど、トントン拍子に進めることができました。

勢いの私に対して、マメでしっかりしている旦那さんなので、本当に旦那さんには感謝です。

◎怒涛のスケジュール
2/21:初めてご飯に行く
3/23:お付き合い開始
5/1:私の家族へご挨拶のための九州旅行
5/15:同棲開始
6/19:彼のご家族にご挨拶
8/4:無事入籍!

きっとこれからも色々と課題はあるかもしれないですが、それでも建設的に話して、協力して進めていきたいと思います。

何か参考になれば幸いです!

おまけ:読んだ本リスト

◎マーケティング恋愛4.0
ロジカルで戦略的でPJのように進めていくのが参考になります。

漫画でもう少し紹介してあるのでこの記事もよかったらどうぞ。
(記事を読むには下記画像をタップ)

引用先:『マーケティング恋愛4.0』という大変な婚活本が生まれてしまったので感想をマンガにまとめた話

◎やっぱり結婚しなきゃ!と思ったら読む本
恋愛→結婚に思考を変える必要性、「自分に自信がない」「ずっと片思いしている人がいる」などケーススタディとしてわかりやすく対策が書いてあるのでおすすめです。

◎嫌われる勇気
前述の2冊で「いざ動こう!」となっても、自信のなさや恐怖から足踏みしてしまうこともあります。その時に目的論や課題の分離、その上で「どんな人生を生きたいか?」を問い直して、進むしかないと思わせてくれる本です。

◎夫婦・カップルのためのアサーション: 自分もパートナーも大切にする自己表現
夫婦やカップルがいる方向けの本ですが、パートナーの有無に関わらず恋愛に対して自身のコンプレックスや相手が依存的などパートナーへの懸念がある場合にもおすすめです。「なぜそうなっているのか?」の要因が客観視でき対策するヒントになると思います。(この本の第二章にある「親密さへの恐怖」の箇所)

◎愛するということ
恋愛→結婚への思考チェンジとして「愛することは後天的に身につけられる」という考え方を学べます。

◎この人と結婚していいの?
事例をふまえながら、男女脳の違いを理解して「自分とは違う考えの人と生きていくこと」への不安解消に役に立ちます。

◎ビジネスパーソンのための 結婚を後悔しない50のリスト

うまくいっている夫婦が行っている対処法を具体的にリストアップされています。ちなみに、私の一番大事にしているパートナー選びの軸、「建設的に話し合いができる人か」はこの本の「修正主義」と言う言葉がヒントになりました。

最大の教訓とは、「結婚は技術である」ということ。夫婦が「修正主義」に立ってお互いが歩み寄り、お互いを受け入れていくには、知識と工夫が必要なのです。

Amazon紹介文より引用

◎夫婦1年目のお金の教科書
一緒に暮らすとなった時や将来設計のお金の不安で、結婚の意思決定が遅れるのであれば、事例をみて対策を考えておけばイメージがつきます。

その他関連note

◎人生・仕事を考える際に参考になりそうなnote
キャリアコーチングをしている私が、人生を考え直した時の備忘録とおすすめ本まとめです。人生・仕事を考えるヒントになれば。

◎自己紹介
どんな人間が書いているかもし興味を持ってもらったらぜひ。


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