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佐野美術館〜名刀百花〜

1月8日〜2月13日まで佐野美術館で開催中の「名刀百花」行ってきました。

名刀百花

展示内容はテーマごとに分けられた章立てになっていて、とても見やすかったです。

  1. 貴族の刀剣

まずは粟田口の刀剣にはじまり、御番鍛治である一文字則宗や古青江貞次などの刀が展示されていました。
貞次は地鉄に黒い斑が混じっていて印象的でした。青江の刀は見所が多いですね。

2.武士の隆盛と備前の刀剣

平安末期の古備前包平や正恒の刀が展示されていました。特に包平は地鉄に映りが立ってとても綺麗でした…!!

3.鎌倉の刀剣

鎌倉の地は頼朝が幕府を開いた際に、各地から職人を呼び寄せたことで相州伝が興ったとされています。
鎌倉に移って相州刀の礎を築いたとされる備前三郎国宗の刀からはじまり、相州伝の祖である新藤五国光の短刀や、相州伝を大成させた正宗の刀が展示されていました。
正宗の刀は互の目の刃文がとても綺麗で印象に残っています。沸の強弱の美しさが「雪の叢消え」と喩えられると解説に書いてありました。雅な表現ですね。

また、(審神者的に注目の)郷義弘の「名物 松井江」もこの章に展示されていますよ…!!

4.北条の刀剣

この章では、来派の刀が展示されていました。北条と来派の繋がりはよく分からないものの、北条家が政権を取った頃に隆盛したのが来派であるとのこと。

5.鎌倉の御家人 海の向こうからの危機

備前、そして九州の刀が展示された章になります。備前の刀は国宝の長光の薙刀、そして同じく国宝の一文字の太刀が展示されていました。
九州の刀は筑前左文字、そして肥後の延寿派の刀が見られました。延寿派は蒙古軍と戦うために来派の刀工を肥後に招いたのが始まりとのこと。

6.太平の時代に 文化の絢爛と新たな刀剣

時代は下って、最後は新刀、新々刀の章です。
藤原国広造(堀川国広)、和泉守兼重、川部義八郎藤原正日出(水心子正秀)、大慶直胤の4振りが展示されていました。水心子の刀は助広風の濤乱刃、大慶直胤の刀は長船景光風の片落ち互の目でした。

このほか、蜻蛉切は特別展示コーナーに展示されていました。特別展示では他にも、武田信玄が所持していた「おそらく助宗」も見られました。「おそらく造り」の語源となった、帽子の長い面白い形状の短刀です。

2時間くらいかけてじっくり鑑賞させて頂きました…!!


おまけ 〜三島ぶらり旅〜

佐野美術館にはお昼過ぎにのんびり伺ったので、午前中は三島市内をぶらぶらしていました。

三島大社

三島に着いて、まず最初に三島大社にお参りしました。

初詣の人出はひと段落したのか、参拝客は少なく、ゆっくりお参りすることができました。

宝物館では奉納刀剣が展示されており、福岡一文字宗忠や延寿国吉などの刀を拝見することができました。
また、源頼朝や北条義時の文書も展示されていました。ちょうど大河で鎌倉殿をやっているので、熱いですね…!!


審神者の間では有名な千歳屋化粧品店さんのイラスト。相変わらずお上手です☺️


源兵衛川

お昼は源兵衛川沿いのカフェで頂きました。店内の内装もとってもお洒落で、食事もお野菜がとても甘くて美味しかったです✨
暖かい季節には川辺の席に座ってみたいですね。

源兵衛川には川の上を歩ける素敵な遊歩道があります。少しだけお散歩してきたのですが、実際歩くとちょっとこわいですね😅(うっかり滑って落ちそう)
スニーカーなど歩きやすい靴で行くのがおすすめです〜
三島は本当に川の水が綺麗ですね。

時間があれば楽寿園にも寄りたかったのですが、佐野美術館で時間を取りすぎたのでまた今度…!!
三島駅から富士山を拝んで、明るいうちに帰りました。

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