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致道博物館 山形ゆかりの刀工
鶴岡の致道博物館で開催中の「山形ゆかりの刀工展」に行ってきました。
古月山派の刀から、新々刀期の水心子や大慶直胤の刀が見られました!!
古月山派
鎌倉〜室町期の刀工集団。解説文に「月山刀工は、平安時代末期の奥州舞草刀工・鬼王丸を祖とすると言われる」と書いてありました。舞草鍛治との繋がりも興味深いところです。
月山派に特有の綾杉肌の美しさがとても印象的でした…!!地鉄に波のような模様がはっきり見えますね。
綾杉肌って不思議ですよね。どうしてこんな模様になるんでしょう…。神秘的ですらあります。
水心子正秀
新々刀の祖であり江戸三作の一人。出身は南陽市。
綺麗な脇差ですね…!!刃文は大阪新刀風なのかな。
大慶直胤
水心子の弟子で江戸三作の一人。
大慶直胤の太刀!!刃文も地鉄も綺麗です。
藤原清人
清麿の弟子、清人の刀も展示されていました。
切先が大きい…!!明治天皇に献上された刀だそうですね。
はっきりした柾目肌が印象的な刀でした。師匠の清麿との作風の違いも興味深いですね。
長運斎綱俊
水心子の弟子。江戸で一大流派を築いた。
備前伝の名手と言われるだけあって、丁子乱れの刃文がとても綺麗です…!!
新々刀期の名工の刀をたくさん見られて、とても充実した展示でした。
致道博物館は建築物も素敵で見応えがありました✨
帰りに物産館に寄って麦切りと芋煮を頂きました。芋煮めっちゃうま…!!芋煮は味噌ベースで豚肉の庄内風と、醤油ベースで牛肉の内陸風が選べました(写真は内陸風)