1ヶ月で「読書嫌い」が「読書好き」になる読書術
まえがき
このnoteを購入してくださったということは、読書が嫌い、苦手な人だろう。
もしくは読書をもっと好きになりたいと願う人だろう。
このnoteは、読書の良さ、心が折れない読書法などを紹介し、皆さんに「読書好き」になってもらうために書いた。
しかし、構えることはない。
これまでいろんな方法を試して、それでも読書が苦手なまま、今に至っている人も多いだろう。
このnoteでは難しいことは一切書かないことにした。
読書を好きになってもらい、読書習慣をつけてもらうために、ハードルをいかに低く設定して「継続」できるかどうかに主眼を置いた。
かくいう私は、20歳の頃、ふとした拍子に本を読みはじめた。
それまでは、まったく読書習慣はなかった。
むしろ、大嫌いだった。
それまで読んだ本の冊数は、両手の指で足りるレベルだ。
高校で模試があると、なぜか必ず1限目に「現代文」の試験があった。
文字を読んでいるだけで、のび太が唖然とする速さで睡魔に襲われ、机の上に突っ伏し、偏差値が測定できないレベルの点数をもぎ取っていた。
だから私は、1限目の現代文の試験だけは必ず遅刻するようにしていた。
それを何度かすると、結果、親を引き連れて学校に来いと、謎の三者面談を通知された。
そこで冗談抜きで先生に張り手をお見舞いされた。
思わずやり返しそうになり、将来の夢を力士に変更せざるを得ない状況になった。
そんな私が、20歳から本を読みはじめた途端、本の虜になった。
多くの本を読むにつれ、読書の素晴らしさに気づきはじめた。
現在は37歳であるが、気づけば1000冊以上の本を読んでいた。
年間50冊以上のペースで読んでいる計算だ。
CHAPTER1で読書の良さについて述べているが、それは私が本の虜になっていく経緯そのものだ。
そして、現在に至るまでの間に体験したこと、感じたこと、その裏付けとして文献を通じて確信を得たことを記した。
だから、どうか安心して読み進めてほしい。
「これならできる!」とあなたにも確信できることを書いているから。
まずは最初のCHAPTER1を読んでほしい。
読んだだけで、心が躍りだすことを保証する。
これから訪れる自分の未来にワクワクが止まらない状態になるだろう。
では、早速進めていこう。
CHAPTER1 読書の良さはこんなにある!
なぜ、読書嫌いになるのか
まずここから書かねばならない。
人はなぜ読書が嫌いになってしまうのか。
まず一つは「難しい」と感じること。
文章を読む、ということは「難しいことをする」と感じてしまう。
これは学校で国語の授業を受けて、なんだか面倒だなぁ、難しいなぁ、なんでこんな文章を読まないといけないんだ?と感じた経験による。
無理はない。
実際に難しいし、知らない言葉や漢字は出てくる。
何より謎の義務感がある。
これでは文章に対するアレルギーが出て当然だ。
大人になって本を手に取ったとき、やはり同じことを感じる。
感じる、とういうよりフラッシュバックする。
同じ「難しい」「面倒だな」という感情が蘇る。
そして、いつまでも読書に対して億劫なまま、過ごすことになる。
そして次は「読んだだけでは意味がない」という風潮だ。
「本を読んでも、行動しないと意味がないよ」
こんなことを言われたことはないだろうか。
事実、こういうことを言っている人や書籍は多い。
これがプレッシャーなのだ。
これを真に受けたままにすると、本を読み終えるたびに「何か行動しなくちゃ!」と謎の強迫観念にさらされる。
そして、しばらくして「結局何もしてないや…」と落ち込むルートが完成する。
これにより、読書が億劫になっていくというわけだ。
次は「読むのが遅い」という理由で苦手意識を持つ人もいる。
読み始めても一冊の本を読むのに何カ月もかかってしまう。
読了しないので、満足度も低いまま。
ベッドサイドに置いたまま、いつのまにかインテリアの一部になってしまう。
そしてこういう自己完結になる。
「私に読書は向いていない」
こう思ってしまうのも無理はない。
ひとたびSNSを開くと「年間○冊読んでます」「月に○冊読破!」「今日は○冊読みました」といった読書好きやインフルエンサーの言葉に触れるたびに落ち込むことになる。
そして、読書から遠ざかっていく。
以上のような理由で、読書が嫌いになる人は多いが、安心してほしい。
すべてを払拭して本好きになれるよう、これからの内容を進めていく。
読書の効用(1) 大人の読書は自由
先述したとおり、小さい頃から読書アレルギーになってしまう人は多い。
難しい文章を、謎の義務感で読まないといけないからだ。
教科書にしても、参考書・問題集の類にしても、課題図書という名の一方的に押し付けられた書籍も、そこに自由はない。
学校や受験勉強、という視点でみれば、1冊の参考書・問題集を完璧になるまで仕上げるほうが、あっちゃこっちゃ手を出して中途半端になるより良いのは確かだ。
では、大人の読書はどうだろう。
一言で言おう。
「自由」だ。
無理して難しい本を読まなくてもいい。
大人向けの児童書を読んでもいい。
難解な本は「マンガ版」で出された書籍を読んでもいい。
堂々とデッカイ文字で書かれた簡単な本ばかり読んでもいい。
無理して興味のないジャンルの本を読まなくてもいい。
無理して「自分の仕事に関係のある本を読まなければ」と考えなくていい。
営業職の人がデザインの本を読んでもいい。
新入社員がCEO向けの本を読んでもいい。
山に登ったことないのに登山の本を読んでもいい。
無理して1冊すべてを読まないといけない決まりはない。
読書感想文を書く必要もない。
そう、何もかもが自由なのだ。
あなたの好きなようにすればいい。
さぁ、プレッシャーから解放されよう。
好きな時に、好きな本を、好きなだけ読めばいい。
嫌なら閉じて、違う本を読めばいい。
読み切らないといけない決まりはない。
読書の効用(2) たった2時間、1500円で著者の追体験ができる
最大のメリットといってもいい。
著者はその道のプロであり、成功者である可能性が高い。
著者が何年もかけて体得した知識や経験を「たった2時間、1500円」で追体験できてしまうのだ。
こんなにコスパのいい投資は読書ならではではないだろうか。
たった2時間というのは、いずれそうなる話である。
今は何時間かかってもいい。
読書好きになり、習慣がつけば、読書スピードはおのずと上がっていく。
これは私の経験上、間違いない。
話を戻そう。
例えばビジネス書であれば「営業成績No.1になる営業テクニック50選」なる本があったとしよう。
この本は著者が、何年もかけて実際にどこかの企業で営業成績No.1なるために実践した方法や知識が書かれているはずだ。
「何年も」がミソだ。
その時間をギュッと凝縮してたった2時間で、しかも1500円程度で、それを追体験できる。
実際に営業マンの人が読めば「この本を読まなければこんな知識は手に入らなかった」「本を読まずにこの知識に気づくにはあと何年もかかっていただろう」という感想を抱くだろう。
こんなにコスパの良い時間的金銭的投資はない。
色んなジャンルから色んな知識を好きなだけ手に入れることができる。
これまでの人生になかったエンジンが、次々に何個も搭載されて、加速していくイメージだ。
是非この感覚を味わってほしい。
そして虜になってほしい。
気付いたら快感から抜け出せなくなっているはずだ。
読書の効用(3) ”しなくてもいい失敗”を回避できる
この恩恵は、私自身もこれまで何度も実感してきた。
人は皆、失敗したくないだろう。
できれば失敗は避けて通りたいだろう。
それを叶えられるのが読書だ。
例を出そう。
とある仕事で企画書作成を頼まれたとする。
Aさん、Bさんに同じ仕事が振られたとする。
前提として、どちらも企画書作成の経験がないとする。
Aさんは、読書をしないタイプの人。
さぁ企画書を作るぞと思い、着手する。
しかし、企画書を作ったことがない。
どうしていいかわからない。
とりあえず自分のセンスでまとめていく。
企画書といえば、企画そのものの内容、企画書のデザインなど、考えることは多い。
自分のセンスで、といっても膨大な時間がかかる上に、質も期待できないだろう。
しかし、Aさんは頑張る。
そして、仕上げたものを上司に提出する。
そしてどういう顛末になるかは、あなたにも見えただろう。
「企画内容が甘い」
「欲しい内容が入っていない」
「どういう手順で企画を考えたのか?」
「企画を練り直してきなさい」
「デザインが見にくい」
「文章がわかりづらい」
などなど色んな視点で言われるだろう。
上司によっては「なんだこれは!」と叱責が始まるかもしれない。
(ちょっと不親切な会社設定であることはご容赦いただきたい)
一方、Bさんは読書好き。
初めての企画書作りでも、動じることはない。
なぜか?
企画書作成に関する本を読めばいいことを知っているからだ。
そして企画立案に関する本、企画書デザインに関する本を数冊読む。
その上で、企画を練り、企画書に落とし込む。
上司の反応はどうだろうか。
「よく考えられた企画だね。この部分はこれで良いが、この部分は練り直したほうが良いね。早速他の人にも見てもらってフィードバックをもらおう!」
「全体的に見やすいデザインになっているが、ここはグラフにしたほうが見やすいし、事例も増やしたほうがいいね」
両者を比較していかがだろうか。
両者とも失敗はしているものの、失敗内容および上司からのフィードバックの質に大きな差が出ている。
簡潔に言えば、Bさんは”しなくてもいい失敗”を回避できている。
Aさんが超基本的なことで失敗をしているのに対して、Bさんは基本的なことは本で学んで反映させているので、その上段階での失敗をしている。
どんな本を読んでも失敗はする。
本を読んで皆成功するなら、本屋は連日大行列である。
しかし、”しなくてもいい失敗”は回避できる。
この差は大きい。
本を読まない人が基本的なことで失敗を繰り返している期間に、読書好きは”質の高い失敗”を種にしてどんどん成長していく。
最初はわずかな差であるが、時間が経つにつれ、目も当てられないほど大きな差になる。
いかがだろう。
読書が習慣になれば、人生で最も貴重な「時間」のパフォーマンスを最大限まで高められることがおわかりいただけただろう。
読書の効用(4) 困ったときに必要以上に焦らなくて済む
読書をしていると様々な考え方に出会う。
「なるほど、こういう時はこう考えたらいいんだ」
「この著者はこうやって危機を乗り越えたんだ」
「人間関係に悩んだらこういう解決方法があるのか」など様々だ。
これらの膨大な考え方のシャワーを浴びていると、スッと心に入ってくる考え方にいくつも出会える。
そういうことはちょっとしたことでは忘れない。
結論、物事を「複眼的」に考えられるようになる。
一般的な言い方をすると「引き出し」を多く持つことができるわけだ。
人生で困った場面に遭遇ことはあるだろう。
「これは困ったなぁ」と頭を悩ませる場面だ。
これは誰にも避けられない。
そんな場面においても「読書をする人」「読書をしない人」では大きく対応が異なる。
読書をしない人は、自分の経験値に頼る、もしくは人にアドバイスをもらう、取り急ぎネットで色々調べる・・・うんぬんかんぬんで対処する。
要は、困る、焦る、悩む。
一方で「読書をする人」はどうだろうか。
これまでたくさんの本からいろいろな考え方をインストールしているので、1つの事象に対して「これはおそらくあのパターンで、解決方法としてはこれとこれと、、、あとあれだな」といった感じでいくつか解決に結びつく考え方が浮かぶ。
要は、困ったことには変わりないが、必要以上に焦らないし、悩まない。
とりあえず一歩を踏み出す手段を講じられる。
単純な話だが、これは大きな読書の効用だ。
たとえ解決方法が上手くいかなくても、その知識を新たに本から仕入れれば光が見えてくることも知っている。
困り事や悩みは、大小含めれば日々あるのではないだろうか。
それにイチイチ大袈裟に悩んでいては、人生何年あっても足りないし、何より疲れる。
読書習慣を身につけて、最低限のストレスで生きられる自分に生まれ変わろう。
読書の効用(5) 謙虚になれる
「謙虚になれる」
この効用は人生において大きなアドバンテージだ。
誰しも「威圧的」「傲慢」な人を好きなることは少ない。
だが人はおとなしい性格であっても、油断すると時にそういう態度になってしまうことがある。
読書を習慣化することによりこれを超最低限にすることができる。
読書をすることで謙虚になるメカニズムはこうだ。
読書をする
→知らない知識を得る
→興味が湧き、深堀りした知識を得るため、さらに読書をする
→知らない知識を得る
と繰り返すわけだが、ある時に気づく。
「この世の中にどれだけ知らない知識があるんだ」と。
本を読んでも読んでも、まだまだ知らないことがあると気づく。
哲学者ソクラテスが遺した有名な言葉「無知の知」とはこのことだ。
無知であることを知る。
無知であることに気づく。
これに気づいてしまったら、もう後戻りできない。
自分の周囲を見渡したときに、それまでとは感じ方が変わってしまうからだ。
例えば「俺は●●については●●ということを知っている。だから●●は●●なんだ!」と声高らかに主張し、周囲の人間にもそれを強要する人がいたとする。
大袈裟ではなく、こういう人や場面はよくある。
私も好きでショットバーによく飲みに行くのだが、お客さんのなかで、大きな声で自己主張し、自分の意見が絶対だというような話しぶりをしている人に何人も遭遇してきた。
下手をすると私も得意なジャンルの話であれば、そういうことをしてきたかもしれない。
だが、無知の知に気づいた後は、上記のような態度はもう取れない。
本能レベルでそれを恥と感じるようになる。
なぜなら「自分の知っていることより、知らないことの方が膨大に存在し、その一部分の知識を人に押し付けるなんてありえない」という思考になるからだ。
結果、「謙虚」になる。
物腰低く、人の話を聞き、自分の知らない話を楽しく聞く。
自分と対立する意見を言われたときに「もしかしたら自分が知らないだけかも」と考え、バッサリ否定したりすることはしない。
自分が話すときも、決して人に「絶対こうだ」「この通りやったほうが良い」等とは言わず、「こういう考え方もある」といった話し方をする。
結果、「人に好かれる」ようになる。
結果、人生がうまくいく。
結果、ストレスの少ない人生を生きられる。
もしかしたら、仕事がうまくいき、出世し、金銭的にもプラスになるかもしれない。
世の中、結局、人と人のコミュニケーションで成り立っていることがほとんどだからだ。
読書の効用(6) モテる
「モテる」
何をどう取り繕おうが、これが最大のメリットであることは、疑う余地が一ミクロンもない。
これまで恰好をつけて、「著者の追体験ができる!これが大きなメリットだ!」と唾を飛ばしながら力説してきたわけだが、異性にモテるメリットには遠く及ばない。
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