なぜあれはヒット商品になったのか？のメカニズムが掴める本がこちら

2021年3月31日 08:00

あの商品（サービス）があんなに売れたのはなぜ？みたいな疑問を持った経験はありませんか？2020年に楽曲の「香水」がヒットしましたが、この曲のように、急にドッとウケ始める理由は何なのでしょうか。

そのワケのメカニズムを解説している本、「急に売れ始めるにはワケがある」を読んだのでご紹介します。

爆発的な感染を引き起こすには

「急に売れ始めるにはワケがある」では、急にウケ始める理由を「爆発的な感染」と表現しています。そしてその感染が起こる原因は3つあり、これらを賢く利用すれば一気に感染を広げられると説いているのです。

その3つの原則がこちら↓↓↓

1.少数者の法則
2.粘りの法則
3.背景の力

爆発的な感染をしている対象を調べると、この3つがうまく絡み合っているのがわかります。

「急に売れ始めるにはワケがある」で説明されている3つの原則は、ざっくり言ってしまえば、次のようにまとめられます。

少数の熱狂者が、記憶に粘りつくアイデアを世の中に広げる活動を行い、その活動が背景の力によってブーストされ感染が拡大された

この要約を「香水」を例に具体化してみます。

1.少数者の法則→マイルドヤンキーにクリティカルヒット
2.粘りの法則→「ドルチェ&ガッバーナ」というワード
3.背景の力→現代の恋愛のあるあるを表現

このように「香水」は、本書が示している爆発的な感染を引き起こすための3つの原則に当てはまっているのです。これはぼくの仮説ではあるものの、本書を読むと「香水」がヒットした理由にアタリをつけやすくなります。

「急に売れ始めるにはワケがある」は全米で200万部売れたベストセラーなだけあって、説明がめちゃめちゃわかりやすいです。なぜ3つの原則がそこまで感染を拡大させるのか、わかりやすい具体例がてんこ盛りでした。

本書の発売は2007年で古い本なのですが、現代でもまだまだ通用する内容だと感じます。メカニズムの説明がメインなので、実生活に応用させやすい知識なんですよね。

なので仕事でもプライベートでも、なにかを爆発的に感染させたいと考えたときのヒントをたくさん得られるはずです。

ぜひ読んでみてください。

読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。