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【読了日記】20年前この本があったら私は沼に沈んでいたでしょう。

そういえば私は読書が好きだとどこでも語っていませんでしたね
ということで「この本面白かったら書こう」も一つのものとしてやってみましょう。

といいつつ過去に読んでいったものというより「Here and Now」。
読了ホヤホヤのものを中心に紹介していきます。


最初に

本日読了した本はこちら

5分後に意外な結末 ①赤い結末

こちら株式会社Gakkenから発行されている児童文学シリーズの一冊です。
そう。これは小学生向けの本なのです。


そんな本を20代後半の男がどうして急に読んだのだろうか???

きっかけはちゃんとあります。

これです。

本当に些細ですが、ここで紹介されたのがきっかけでした。

もっと言うと最初の記事で、このnoteを始めたきっかけの本も、さっきの動画にて同様に紹介されています。


この本について

「児童文学」と銘打っているだけのことがあり、まずフォントサイズが大きいのが第一印象でした。
つまりは読みやすいということですね!
またハードカバーなので、サイズも大きいのも特徴ですね。

そしてこのタイトルにもある「5分後に」という言葉はその通りで、この本は短編ストーリーが大半を占めており、一話あたり平均して約4ページとあまり長くないものばかりです。
たまに程々の長さの物語もありますが、どれもハイテンポでインスタントに十分な読書体験ができます。

これはクソガキ時代の私のバイアスですが、分厚いハードカバーの本を読んでいるのはTHE 読書家って印象がありますよね。
例えばハリー・ポッターやダレン・シャンはそれの代表例です
だからこそ、この本もそのうちに含まれますね^^

なんてことはさておき、次にこの本の感想ですね。

実際に読んでみて

これに関しては内容は触れずらいですね。
というのも短編集であり、どれもさほど長くないものばかり。
むしろ「【〇〇】という話ではAが~」とあらすじを流してもすぐにオチが来てしまうので語りようが無いんですよ。

これに関してはよくある常套句を使うと
「この先は君の目で確かめてみよう!」
ですね。
自分の目で読むのが一番です。

大人になっても児童文学を読んでいいのか?という気持ちもあるかもしれませんが、それはないと思います。
児童文学=子供向け=内容がチープなんて連鎖的なバイアスが頭の隅にあるのなら、それは取っ払うことはできます。

私が小学生時代の頃から児童文学がチープだったかと言われると、別にそういうわけではありません。
ただ今の児童文学の進化・革新に感銘を受けたのはあります。


ここで一度、この記事のタイトルを見てください。


それが私の読み終わって心の底から沸き上がった叫びです。
タイトルっぽく少し硬いですがつまるところ
「このシリーズの沼……深いッ!!!」

調べて分かったのですが、このシリーズ、現在は30冊あるんですよ……。

確かに私もこの本を探した際には、書店の本棚にズラーッと並んでいるのに驚きました。
「えっ、どれ買えばいいの…?」
そんな吐露をしながらネットで検索してこの本を手にしました。


それはそうと読んでの感想ですが、各話がオリジナルから海外の小話など様々なところからコンパクトに読めるようになっています。


読んでいて気づいたのですが、この本は1日で読み終わるのは中々にハイカロリーであることに気付きました。
やはり一話一話の結末が先にも触れているようにスッキリするものからズッシリするものまでさまざまでした。
なので私もこの本を読むときは、「今日はここまで読んだら満足した!」と思ったらパタンと本を閉じていました。

なんだかそれこそ、読書の時間なんて思い出しますね。
私が小学生だった頃は、秋限定でそんなことをしていました。
朝の読書時間にこれがあったら「今日はここまで読んだ!明日はどんな話が読めるのか楽しみ!」なんて無邪気になれたかもしれません。

そんなことを思っていながら色々調べていたらある記事を見つけました。

あ、マジ?
なるほど「朝の読書」から着想を得ていたんですね……。

これは策が上手くいったからこそのベストセラーになったんですね。

最後に

このシリーズは余裕が他のものも読んでみたいものですね。

私は普段読むジャンルがミステリーばかりでした。
特に「大どんでん返し系」は大好物です。
読了後の一度しか味わえない雷に打たれたようなカタルシスを体験することで一種の快楽とも呼べるため息を吐くのが大好きで大好きで。

先のエクスタシーは長い長いトンネルがあるからこそ得られるものであると思っています。

だけど今回紹介した本は中には先に近いドーパミンを感じました。
インスタントに読了感を獲得し、しかもそれがこの先もいくつもあるという期待感を持てる作品だと思いました。

またさりげなく触れていますが、これは全てがオリジナルというわけではなく、海外の小話もふんだんに取り込まれています。
中には「海外にはこんなにも洒落の効いた話が跋扈しているのか…」と驚きもしました。

普段とは違った読書体験ができて、また継続して読みたいというモチベーションにもなりました。


この本を教えてくれた日ノ下花帆という少女には感謝してもしきれません。



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