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001_mercari 【日本】 〜日本を席巻した本気で世界を狙うユニコーン企業〜

さて、本日から毎日1社ずつ「世界のどこかで暴れまわっている」そんなベンチャー企業を紹介していきます。基本的にゆる〜く書いていくのであしからず♪

記念すべき第一弾は我が国日本を代表する現状最強のベンチャー企業。

mercari。

みんな知ってるフリマアプリの金字塔で、スタートアップ界隈にいるすべての人に夢を与えた企業ですが、意外とその詳細について知っている方は多くないのでは?
とりあえず企業の情報をざっと見てみましょう★

【会社名】  株式会社メルカリ
【設立】   2013年2月1日
【資本金】  69,587百万円
【事業内容】 フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運用
【代表者】  山田進太郎
【所在地】  〒106-6118 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー
【関連会社】 ソウゾウ メルペイ Mercari, Inc. マイケル

さあ、いかがでしょうか。「ほとんど知ってるぜ!」って方が多いんですかね?僕は意外と関連企業が少ないんだなという印象を受けましたね。やはり本業のフリマアプリの海外展開に忙しいんですかね?そんなところを深掘っていきましょう★

mercariってどんな会社?

メルカリは現社長である山田進太郎様が2013年に立ち上げた会社です。それまで一見ありそうでなかった「オンラインのフリーマーケット」を作りあげました。こんな誰でも思いつきそうなアイデアが2013年時点で転がっていたんだから驚きですね。そして、今もたくさん転がっているんでしょう。
サービスローンチした当初の顧客は20~30代の女性が大半。LINEにも通じますが、やはり消費者向けのコンテンツを作るときにはまず女性のハートをガッシリつかまなきゃですね。僕もせいぜい気をつけることにしよっ。

さて、肝心のアプリ「メルカリ」ですが、以下のようにダウンロード数を伸ばしてきたみたいですね。2018年7月13日現在で出品数が10億個を超えてるっていうんだから、もう半端じゃないです。

そして特筆すべき点は「US」と「UK」の文字。そう、海外進出にも初期の頃から前のめりなんですね。ところがどっこいイギリスからはそうそうに撤退を余儀なくされました。後ほど紹介しますが競合が多いんですね。こういうどの国にもあるようなビジネスを抱えた企業の経営はソフトバンクの孫正義様が一番♪ 孫さんメルカリ買わないかな〜笑

でも山田さんも素晴らしくて、「とりあえず、ヨーロッパはまだいいや」的な感覚でイギリスから撤退してるんですね。山田さんもそうですがメルカリ経営陣の柔軟さと素直さが顕著に表れた素晴らしい経営判断だったと思います!

そんな急激な成長を遂げてきたメルカリですがフリマアプリ以外にも色々とビジネスをやってます。例えばこれ。

merchari(メルチャリ)はメルカリの100%子会社「ソウゾウ」が提供しているシェアリングサイクル。福岡市と提携して2018年2月27日よりサービス提供しています。まあいまさらシェアリングサイクルの説明をするまでもないかと思いますが、自転車置き場が個人の敷地内に置かれることがmerchariの特徴です。つまり、uberのように消費者も一体となって形成されるタイプのサービスという訳です。こういうビジネスモデルは消費者個人の財産を無償で拝借することがビジネスの前提にあったりするので後々糾弾される可能性大ですね。Uberとかが良い例です。詳しくは以下。

その他にもキャッシュレスサービスの「メルペイ」や旅行関連のサービスなんかも画策しているようです。
みなさん、もうお気づきかと思いますが、非常にサービスが少ないですね。思うにこれは開発力がないとか、大企業病だとかそういうことではなくて一重にmercariの経営陣の経営手腕の賜物だと思います。つまりmercariの売りはその自由さでもなく開発力でもなく「経営力」なんですね。先程紹介したヨーロッパ事業の鮮やかな撤退が最たる象徴かと。COOも仰っていることですし、間違いないでしょう。

mercariの資金調達

「mercari」と「資金調達」というワードを聞くと皆さんまずIPOが思いつくでしょう。しかし皆様、お忘れではないでしょうか?mercariも最初は小さいベンチャー企業だったことを。(イラッとした方すいません...)

てな訳で、mercariの資金調達についてかなり初期から追ってみたいと思います!

こう見るとやはりIPO目立ちますね。834億はやばすぎる。とはいえIPO前も125.6億円もの調達をしているわけで、確実に健全な成長戦略を描いてきたことは間違いないかと。

しかしこう見るとVCも色々特徴あるんだなと思いますね。グロービスやグローバルブレインみたいにめちゃめちゃしつこく追いかけてくるところもあればUNITEDのように「はいっ!これきりね!」みたいなところもあると。(※ワタシの個人的な妄想ですので真実ではないですよ〜)

ちょっとおもしろいのはSeries DのDBJあたりですかね。DBJの投資対象は主に「グローバルで活躍できるか否か」。グローバルで活躍できるなら会社設立前でも投資するなんて噂もありますが、結局無理だということがメルカリの資金調達からわかります。なぜなら「メルカリは初期からグローバル展開を成功させていたのにDBJの投資はSeries Dの一回のみ」であるからです。まあ単に興味がなかっただけかもしれませんが...

mercariの競合

さあ、第一回ということもあり張り切りすぎて長くなって参りました。なので、競合についてチャチャっと書いて終わりにしたいかなと思います。

①Craigslist(アメリカ)

 1995年にサービス開始された割となんでもありのフリマサイト。驚きの月間PV20億という最強のフリマサイトです。サイトは極めてダサくてモダンさは全く感じませんが、コミュニティの巨大さゆえに必要ないとの判断でしょう。実にアメリカ的✨
しかし、この巨大コミュニティに打ち勝つことがmercari山田さんの野望のはず。mercariのアメリカ挑戦は「うちのサービスのほうが洗練されてるのに。向こうは数で買ってるだけじゃん」みたいな意外と子どもじみた発想から生まれてきているのかもしれません。

②Depop(イギリス)

アパレル関係の出品が中心のフリマアプリ「Depop(ディーポップ)」。ユーザーのほとんどをU25が占めているサービスで英語圏で爆発的に知名度が上がっています。Depopの特徴は一言で言うと「フリマ+インスタ」
おしゃれさという観点でユーザー層を絞った結果、グローバルでも加速度的に知名度が広がっているんですね。こういう正攻法なスタートアップの経営戦略を見るとちょっとメルカリの戦略がしょぼく見えますね。CraiglistやeBayという巨人におろかに立ち向かっていく弱者というかなんというか。日本のベンチャーでDepopのような正しい戦略を持っている企業はほとんどないですもんね。みんな本で読んで知ってるはずなのに....

さあ、他にも以下のような企業がありますが、全部説明していたら20000字超えてしまうので割愛します〜。

・eBay(アメリカ / カリフォルニア)
・OfferUp(アメリカ / ワシントン)
・LetGo(アメリカ / ニューヨーク)
・Wish(アメリカ / サンフランシスコ)
・PoshMark(アメリカ / カリフォルニア)
・ラクマ(日本)

それでは本日の「世界のベンチャー大全」はmercariでした〜!

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