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◇逆噴射小説大賞最終選考作品まとめ03
ドーモ、三宅つのです。前回の続きです。
今回は、最終選考作品の一歩手前であるとされた8作品…1つはつのが既にPUしましたので、残り7作品について極度感想します。これらの一歩手前作品(他に呼びようがないので便宜上こう呼びますが、他意はありません)が最終選考されなかった理由は、逆噴射先生のご評価なので文句は言えません。つのはなぜか最終選考のどんじりにエントリーしてしまいましたが、これらの作品がつのの作品に劣るとは言えません。つののを卑下しても評価頂いた先生にシツレイなので卑下はしませんが。
ではやります。連載化した作品もあるようですが、ここではエントリー作品だけを読んでします。
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一発目。
美女に手を引かれ、バスの行先はパラダイス。うっかり乗ってしまいそうですが、乗ればそのままあの世へ行くことになるはずです。男が向かう先は、ここではない場所。地下への階段、おそらく現世へ。ショートショートとしてもいい出来ですが、ここから彼はどう進み、生きていくのでしょう。
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二発目。
湖の妖精と騎士。アーサー王伝説のあれですが、課される試練は鬼の首を獲ってくること。合格した老人が求めたのは、奇妙な願い事。このことによって、彼は何をなそうとしているのでしょうか。湖の妖精のように、読者も興味をひかれて、老人の後を追いたくなって来ます。
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三発目。
こめかみに銃、椅子、テンカウント。もうおしまいです。けれど…主人公は死んでも蘇ります。状況ごとリピートして。体験した先が読めるのです。ジョジョ6部のあれみたいに。死んで覚えて蘇生する。つのも似たようなのを書きましたが、これは状況ごとという点で違います。ただ逆噴射先生の仰るように、これでまとまっていますので続けるのは難しそうな気もします。でも続けたらまた新たな展開も湧いてくるでしょう。
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四発目。
ファンシーなようでサツバツとした、ディストピア社会でのぬいぐるみバトルです。雨の街の暗い雰囲気がうまく描写されています。ぬいぐるみとはいえ高知能の熊が三頭で襲ってくると考えれば圧倒的な絶望感がありますが、少女を救ったのはカタナを装備した兎。そう、ボーパルバニーです。ファンシーな姿で高い戦闘力。女子高生がマシンガンを持つほどの説得力です。
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五発目。
山風めいた伝奇ものです。宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘。使い古された題材ですが、いきなり木剣が禍々しかったり佐々木小次郎が死から復活していたり、武蔵が海上を歩行したり超常現象が起きています。そもそもここは本当に巌流島なのでしょうか。異様なこと尽くめで続きが気になります。
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六発目。
ダークファンタジーです。深い山脈に潜むという不死人を退治に、屈強な騎士たちが挑み…しかしていまや半分以下、予言にある数に。名乗り出た者がそうだとして、では不死人を殺せるのでしょうか。笛を吹いているやつは。滑落したやつは。誰もが怪しく、曲者ぞろいです。どうなるのでしょう。
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七発目。
森林あるいは巨樹を舞台とする奇妙な戦いです。こちらは樹木を加工して超常兵器とし、あちらは恐るべき森の狩人。サイバーでもスチームでもないなら、ウッドパンク、あるいはフォレストパンクとでも呼ぶべきでしょうか。エルフのせんしが森にいる。強いはずです。ニンジャのように。
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以上です。参加者全員に大きなドリトス・スシとCORONAを!ゴウランガ!
【以上です。ゴーウ、ランガー!】
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