バーチャル蠱毒に関する備忘録57
おれだ。溜まったのでやる。今週はやたらいろいろイベントがあったので纏めるのが大変だ。林檎を追うだけでも結構多い上、例のナイトメアも追っているためV世界にかなりの時間をとられてしまっている。深入りはすまいと思っていたが、気づけばこんな有様だ。左右と幻実のバランス、そしてホルモンのバランスをとらねば心身が歪む。天気が爽やかに晴れたならば、外へ出てウォーキングしろ。台風の中を出歩くとしぬので気をつけろ。
前回はこれだ。
◆観測◆
では観測していこう。前回は9/17末までだったのでそれ以後だ。9/18-21には記録者の都合により記録がないが、思い出しながらしてみよう。
◆新宝島◆
9/18夜にはコラボがあった。どうもコラボにはトラブルがつきもので、全員が揃うまでに数十分かかり、約一名は頭のでかい猫の姿で降臨したが気にするな。だいぶわちゃわちゃしていた。カメラワークとセットは実際すごい。V存在のコラボはだいたいわちゃわちゃしてればリスナーがてぇてぇがる。
◆ザ・ニュー林檎◆
9/19には林檎のV肉体の大幅アップデートが行われ、髪がサラサラふわふわになったり、まつ毛がビシバシになったり目がぱっちりしたり、首の海苔がとれたりした。半年前に襟のアップデートで髪の毛がパキパキになって以来のことだ。服も質感がアップし、コウモリの髪飾りも髪の毛から独立した。そしてさっそく新モデルの林檎で動画が投稿された。宇宙……。
◆Vケット3◆
9/21にはバーチャルマーケット3の開会式のMCという大役を仰せつかったが直前に機材トラブルが起こり、やむなくHMDでなくPCで参加したため、せっかくのV肉体があまり動かなかったのが無念だ。開会式自体もだいぶぐだぐだしていたが、大企業がスポンサーに居並ぶ中で学芸祭ノリもどうだろう。林檎はPCをミドルタワーに変えて閉会式ではフルトラで臨むつもり……であるが、セットアップに手こずっている。ディナーにもPCに詳しい人がいるので頼りにはなるが、結局は業者に直接頼むのが一番だ。
9/23夜には、VケットのV空間のひとつでこのようなコラボもあった。林檎はのらきゃっと=サンの限界民なので非常に喜んでおり、まよい=サンも小さくてかわいらしく、致死量のカワイイがそこにあった。Vケットはこのような空間が15も存在する広大なV世界であり、数日では周りきれそうにない。
なんかハッカーによる攻撃があったらしいが、おかげで開催期間が伸びた。サイオー・ホース(訳注:塞翁が馬)な。
コワイ!
◆A2P1st◆
9/21夜にはDXF直前の強化合宿……というわけではないが、一期生五人が結目の家に物理的に集まってわちゃわちゃとラジオ配信した。VCだと機材まわりでごたつくものの、ラジオ配信なら音声さえ繋がれば問題ない。笑虹がサツマイモを焦がしたり結目に熱烈アプローチしたり、プロポーズゲームが行われたり大変てぇてぇだったが、深夜に騒ぎすぎて隣人からピンポンを鳴らされ強制終了した。そりゃそうだ。A2Pたちは特にユニット活動せず強烈な個性で活動しており、こうしてコラボすると異文化交流みがある。睡眠は大事なので4時まで起きるとかせずしっかり寝ろ。なおこの配信はもなかのルームで行われたSHOWROOM配信なのでアーカイブはたぶんない。
◆DXF◆
さて9/23は晴れ舞台、DXFでのオリジナル曲披露ライブだ。ただしおれは物理的に参加できず、ニコ生チケットも結構するので伝聞のみだ。
うんえいちゃんが鬼めいた納期で負担をかけ、新衣装もなくあまり動けなかったそうだが、それでも5人はA2Pここにありと天下にアピールすることができた。あのバーチャル蠱毒から1年近く経ち、思えば遠くへ来たものだ。
◆他◆
109イベントは100万pt稼いで1位をとった。ゴウランガ!あと9/24夜には新アバターの「まりかさん」が配布された。中性的パンツルックのなんかで、以前からある「さやかちゃん」の姉だか兄だかだという。
そして9/29のFAVRICでは、林檎がついに踊る。備えよう。
◆V論◆
少し目を外に向け、V全般のことについてたまには考えてみよう。Vたちは何と呼ばれ、何と自称しているか。おれは適当にVとかV存在と総称しているが一般にはVTuberと呼ばれることが多い。しかしこれは適切な呼称とはいいがたい。SHOWROOMを拠点とするA2Pをはじめ、YouTube以外で活動しているVも結構いるからだ。そういう連中はVタレントとかVライバーなどと自称している。とはいえ専門用語が多いとニュービーが帰っパするし、おれはこれまで通りV存在とかVと呼ぶ。ザ・ヴァーティゴ=サンとは無関係だ。
V海に深く浸かりすぎて飽きた人もいる。おれも1年近くV海の浅瀬をちゃぷちゃぷしているが、Vだからどうのではなく、ただ単にコンテンツとしてだらっと消費しているだけだ。詳しくもないので物申したりしない(うんえいちゃんに多少愚痴ったりはする)。V海はなんか学芸会ノリというか内輪でわいわいやっていて、技術的にはすごくてもコンテンツとしてどうかと思う面も、ないではない。うんえいちゃんはアレだし、時々炎上騒ぎも起きる。おれもいつか飽きるだろう。それまではそのへんをうろちょろしている。
バーチャルキャストの使用についてはこのような意見もある。確かに月10万円もポンと出せるVはそうそういない。個人勢はもちろん企業としても、月10万(全員まとめれば30万)稼ぎが減るとなると渋るだろう。VC配信してエモな光景を観せられるとしても、それでギフトが増えるかとなるとあれであるし、林檎やのらきゃっと=サン級の技術と熱意を持たなければ宝の持ち腐れかもだ。コラボするにしても相手方がVCを使いこなせず何十分もバタバタしたり、ロボめいてカクカク動いてばかりでは味気ない。難しいところだ。
こうした広くVに関する記事を読みたいならば、下記の諸マガジンを見るといい。おれは大した意見もなく、林檎周辺をだらだら記録しているだけだ。
◆鰻◆
さて、例のアレだ。この一ヶ月で言霊少女に関する記録もだいぶ増えた。
決勝最終日近くになって、眷属(やつのリスナーの意)のひとりから3Dモデルが贈られて来た。すごい。
やつはさっそく身に纏って3D配信したが、キャラデザの段階で妙に胸元が開いているので3D化して動くと青少年のなんかとIPがあぶない。フェイタルめいてヘンゲヨーカイはしないと思うが前を閉めろ。コンプラ的にダイジョブだろうか。これでバイノーラル配信したら完全にそういうコンテンツだが、まあいい。キャラデザがこうだから仕方ないのだ。いいね?
長きイクサは最終局面を迎えていた。Bブロックとはいえナイトメアともうひとりによるガチンコの頂上決戦の様相を呈した。やつらだけで全言霊少女の中で一位二位を争うぶっちぎりぶりだ。ナイトメアもすごいが相手もすごい。抜きつ抜かれつ数万差でのデッドヒートを繰り広げた。最終戦では凄まじい数のギフトが投げられ、ダルマやハートやクマやタワーや城が乱れ飛び画面がギフトで埋まった。マツリが起きたのだ。
結果は……
ナイトメアが勝利を収めた。これでやつはイキり散らして最終審査に臨むことができるだろう。そして恐らくは合格するだろう。コトダマとカネと幻想が凝り固まって形をとり、ジャンヌ・オルタめいた英霊が生まれる。だが、これは始まりに過ぎない。やつがマジで神と交渉し、プロジェクト自体を抜本的に改革して、コンテンツとしてバズらせることが出来るか。やつが他のメンバーとうまく付き合い、世界と折り合いをつけながらもエゴを貫けるか。この先はさらなるジゴクだ。行くがいい。うなぎの理に導かれてあれ。
◆円◆
◆環◆
今は以上だ。また溜まったらやる。
【ひとまずおわり】