30歳からでは手遅れ?最速で起業するためのキャリアとは
こんにちは!X Mile株式会社、広報の古川です。X Mileメンバーの生の声をお届けするため、社内の様々な人にインタビューをしていきます。今回お話しを伺ったのは渡邉さんです。
◾️プロフィール
国際基督教大学卒。エン・ジャパンの新規事業企画室でHRTech(SaaS)の事業企画と営業を経験。シード期のHR系スタートアップでインサイドセールスとキャリアコンサルタントに従事し全社MVPを獲得。その後、5年で300名と急成長するベンチャー企業ネクストビートにて、高所得女性向け情報メディア事業、ホテル向け人材事業の立ち上げを行う。趣味は、新しく出たアプリを試してみること。
ーーこれまでのキャリアは新規事業が多いですね!
大学に入ってすぐ、漠然と起業家への憧れを持つようになり、それ以来「スキルを磨きつつ、起業すること」だけを考えてきました。そこから逆算した結果、新規事業室やベンチャーのキャリアが多くなっています。学生の頃から、長期インターンを3社ほど経験しており、毎日100〜300本程度のビジネスニュースに目を通すのが日課になっています。
(写真)学生時代は和太鼓部に打ち込んでいた渡邉さん
ーーX Mileを立上げた背景は?
自分の場合は、「起業するか否か」ではなく、「いつ起業するか」をずっと考えていました。大学時代には「30歳までには」となんとなく線引きをしていたのですが、ここ2〜3年の間で運良くも新規事業の立ち上げを4つも経験する事ができ、「そろそろ自分でやりたいな」と思うようになりました。ちょうどそのタイミングで、大学の先輩であり、代表の野呂さんからお声かけいただいて即決しました。
お声かけ頂いた次の日には、上司に退職の意思を伝え、その1ヶ月後には退社していました。元々立ち上げ期から所属していた事業部も、PMFが終わり「さぁここからは走るだけ!」という時期だったので、ものすごく驚かれました(笑)。それでも最終的にはとても応援してくれ「いつ戻ってきてもいいんだよ」と送り出してくれたのがすごく嬉しかったです。とても素敵で懐の深い会社でした。
ーーX Mileでやっていることは?
現在は事業責任者として、Webマーケティングのキーワード出し、営業電話などの泥臭い実務もこなしつつ、事業戦略の立案や個人KPIの策定、ウェブ広告運用などワンストップで実施しています。特にCRMは、機能検討からあいみつを自分で取り、マクロやワークフロー設定などを一から整備しています。
ーー仕事で大切にしていることは?
無理のない業務プロセス設計です。日々仕事をしていると、「つい忘れてしまってやっていない」とか「つい仕事に追われて後回しにしてしまった」というようなことが積み重なり、最悪の場合、事業成果を正しく評価できないことが起こり得ます。ただ、一番大切なのは売上なので、こうした基本的な部分が実はないがしろにされていることが多いのです。
大手の企業や急成長しているベンチャーでは、データ管理が杜撰で、社員の多くが「なぜこのデータを記入する必要があるんだろう」と思いながらも、上司に怒られるから、という理由で手作業で、一時間以上かけてエクセルに数値を打ち込んでいるという話もザラにあります。
例えば、CRMへのデータ記入はその最たるものです。リモートワークへの対応や成果主義を浸透させるためには、極力ストレスのない自然なデータ記入プロセスをデザインする必要があります。
当社では、「この日付データを記入してもらえば、自動でその日時の1日後に自動でリマインダーが設定される」などのワークフロー設計をすることで、データ記入を自然にするインセンティブを設計しています。当然、業務も効率化されますし、データも適切に記入されます。システムは、現場の人間が使いこなして初めて機能していると言えると思います。
ーーX Mileを立上げる中で、今までの働き方とギャップはあった?
ギャップというか、強く感じたのは、「経営者のすぐ横で働くか、実際に自分で事業をやらないと経営者にはなれない」ということです。どれだけ気持ちや視座を高く持つとは言っても、実践できる環境には決して勝てません。英語学習も、単語帳をいくら読み込んだところで、本場で下手でも話し続けた方の習得スピードより劣るのです。特にビジネスは座学ではなく、実学の要素が強い。MBAを出た人よりも、生の経営を行なっている方が確実に戦闘力が高い。それまで、情報収集だけは一人前にやってきたつもりでしたが、実際に手を動かして学ぶ方が圧倒的に意義がありました。
あとは、以前よりも周りの知人や知見を持っている方に助けを求められるようになりました。生来、なんでも抱え込みがちな人間なのですが、一人でできることの限界を思い知りました。当たり前ですが、知らないことは聞いた方が早いですね笑。
ーー今後のビジョンについて教えてください
前職の上司の影響が大きいのですが、「マーケティングを最初から最後までの全体を俯瞰して、全体最適を図れるようなビジネスパーソンになりたい」という気持ちが強くあります。マーケティングを部分ではなく、出口までの流れをデザインしたい。ただ、机上論だけで終わらせないよう、概念だけでなく、自分でも手を動かして、一通りのことができるようになりたいと考えています。実際にリスティング広告・ディスプレイ広告、ランディングページを一から作成し、運用もしています。現場の苦労が見えないと、ただの空想家になってしまいますから。
ーー未来のメンバー・起業志望者へのコメントはありますか?
あくまで持論ですが、起業を少しでも考えているなら、20代半ばで経営に近い現場に飛び込む必要があると考えています。起業は一定のリスクを含んでいますので、家族や所帯を持つとリスクの高い行動がかなり制限されます。男女ともに平均の結婚年齢は30歳前後ですので、時間はあまり残されていません。仮に30歳で結婚するとして、交際期間を2年は欲しいなどと言い出すと、さらに時間はなくなりますよね笑。だから、早く動くのに越したことはないのです。
昔であれば経営や事業の情報は企業の一部の社員にのみ共有され、ブラックボックス化していましたが、現在ではTwitterなどSNSを通じて、有識者や経営者のノウハウをインプットし、実際に会える環境もある。寧ろ、社内ではなく社外の方が良いインプットが得られる様になってきていると感じます。
最近の若い起業家やスタートアッパーは、早くから挑戦し、アウトプットの場を最大化しながら、外部の投資家や起業家からインプットしている。結果的に、ビジネスパーソンとしての成長が早い。つまり、アウトプット最大化でき、かつ起業体験にも非常に近い環境であるスタートアップに入り、成功体験を積む事が、起業での成功確率を最も上げるのでは無いかと考えています。
スタートアップ転職で気がかりと言われるものの一つが給料ですが、正直、若いうちに社員として稼げる給与の差は、そこまで大きいものではないです。1年本気でやれば、月給分の給料くらい個人でやってもすぐ稼げるようになりますし、事業成長に伴って、必然的に給料の上がりも早いです。仮に別の企業に移るとしても、スキルさえあれば後で幾らでも評価されます。転職で給料が下がるリスクと、先に話した家庭を持ってから自分で起業するリスク、どちらが大きいかは明白です。
最後に
スタートアップで 0→1 や 1→10 を創り上げる成功体験が有るのと無いのでは、成功確度が全く異なります。同じ企業やフェーズから成功した起業家が何人も輩出されているのも、成功している会社や事業の文化や空気感といったものを各人が真似をしている事があるのでは無いでしょうか。
もし少しでも起業を考えているなら、スタートアップのリアルな情報もお伝えできると思いますので、是非まずはWebにてカジュアルにお話しできれば嬉しいです。
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