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喧騒の中では大事な声は聞こえない
田舎から都心に来た。2ヶ月に一度は来る渋谷駅だけど、いつも通り人の多さに自然と心と体が固くなる。高校生の頃、東京に住んでいた時はいつも無意識に心と体を固くしながら電車に乗っていた。大学を選ぶとき、東京はもういいやと思って田舎の大学を選んだ。海と山に囲まれて、心と体はいつもリラックスしている。
渋谷の街は音にあふれている。喧騒の中では大事な声も聞こえない。自分の心の声、頭の声、体の声が聞こえなくなる。行き交う人々の中に存在するだけで精一杯になる。心を固く防御しながら上辺に残っているエネルギーで活動する。
だけど本当に怖いのは、そのことにすら気づけないこと。心と体が防御体制に入っていることに気付けない。脳は無意識的に聞き取る音を選ぶから、うるさいことにも気づかない。気づかないまま慣れていく。無意識に心と体を固くしたまま、大事な声を聞かずに生活している人も多いんじゃないだろうか。
だから、たまに旅行で田舎に行き自然を見ると気持ちが良い、という人が多い。心と体の防御がとれてリラックスできるのが田舎の良さだ。
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