楽しいと満たされるは違う
幸せを感じるためには楽しいことをすれば良い、と思ってる人に出会った。楽しいことをただひたすら毎日しているという。友達とご飯に行ったり、異性と遊んだり。友人がたくさんいて毎日楽しいから恋人はいらない、という人もいる。確かに、楽しいことが幸せに繋がることもあると思う。楽しいことで満たされる時もあると思う。でも、「楽しい」と心の底から満たされるのは違う。楽しいと幸せは違う。
楽しいは一時的な感情だと思う。人と話していて楽しい、運動をして楽しい、趣味に没頭して楽しい。状況や出来事に依存する感情だと思う。対して心の底から満たされるというのは、比較的持続する気持ちで状況にあまり依存しない。それは、自分を大事にしているとか、心の声をしっかり聞いているとか、自分を愛していることで生まれる心の状態だと思う。
自分の心が満たされていないままだと、楽しいことだけを続けていてもどこか虚しくなる。楽しいことに没頭して自分は幸せだと思っていても、いつか満たされていないことに気付かされると思う。楽しいイコール幸せではない。幸せの裏には辛いことも悲しいこともあって、自分との向き合いがある。簡単に手に入る一時的な楽しさでは真に満たされることはない。それがわかっている人が、自分と向き合い心の底から満たされる人生を歩むことができるんだと思う。
