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二十四節気の24番目が「大寒」です。2021年は1月20日です。 暦の上では、まあこのあたりが寒さの底ということになります。寒稽古なんかが行われるのもこの時期ですな。 また、寒気が厳しいということはものが腐りにくいということでもあります。「寒の水」なんてことをいうて、この時期の水は味噌や醤油、酒なんかの仕込みにええとされました。「寒造り」とか「寒仕込み」といいます。 一方でこの時期は酒の蔵出しの時期でもあります。大体今の暦で12月から2月くらいですから、仕込みの時期と重な
2021年1月5日は「小寒」です。いわゆる「寒の入り」というやつで、ここから寒さは本格的に「冬の底」へ向かっていきます。また、この日からは、「寒中見舞い」を出すことになります。そういう意味でも、新暦で正月を祝うて「迎春」とか「新春」とかいうのは、感覚的には合いませんわな。 実際、かなりの寒波の到来が予報として出されております。 こういう時には、熱燗で一杯というのが宜しいな。「上燗屋」てなそのまんまの噺もありますが、今回は別の話を。 江戸時代、街中は木戸で細かい区画に別れ