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年に一度のファミキャン -ソロを楽しむ時間 -

昨年夏のふもとっぱらキャンプ以来となる一年ぶりのファミキャンへ行ってきました。
長男は行きたく無いのですが、次男は行きたいけど家族じゃなきゃ嫌だということで、色々あった結果、長男が折れて行くことになりました。

今回はそんな年に一度のファミキャンを2回に分けて書きます。

最初に断っておきますが、今回は凝った料理も綺麗な景色もありません。
我が家のファミキャンは私が家族を接待するキャンプなのでそんな余裕はないのです。



はじまり

家族でキャンプへ行くことはもう無いだろうと思っていたのだが、次男が小学校の授業参観で「家族で焚き火をしながら星を見たい」というような短歌を披露したことをきっかけに、「ソロキャンばかり行っていないでキャンプへ連れて行かないとね」と知り合い家族からのプレッシャーを受けててしまいファミキャンへ行くこととなった。

ファミキャンの場合に重要なのは場所選び。
本当は行きたくないけど弟のために折れた長男の要望を聞くとお風呂が入れるところがいいという要望だったことから、以前から気になっていた松本市奈川の「ウッディ・もっく」というキャンプ場へ行くことにした。

ここは私のホームキャンプ場としている高ソメキャンプ場と同じ松本市奈川地区にあり、高ソメからは車で5分ほどの場所にある。

決め手はは天然温泉に入り放題ということと、電源を使えるのに家族全員でも4,200円と格安というところであった。

家族をおもてなす買い出し+自分のご褒美も

子供達はそれぞれの予定があったのと早くキャンプ場へ行っても暑くてダレるだけなので、私だけ先に行って設営することにした。

私は朝からおもてなしの準備をして11時過ぎに家を出て買い出しをしながらキャンプ場へ向かった。

まずは自分へのご褒美ということで、愛飲させてもらっている日本酒を作る亀田屋酒造店に寄って、限定の量り売り日本酒を買った。
ここは毎月月末に原酒の量り売りをしている。
今月は大吟醸の原酒だったので楽しみに行ったのだが、さすが大吟醸だけあっていいお値段がするため、一番小さいサイズ300mlを注文した。

注文するとタンクから瓶へ直接注いでくれるのも楽しいが、300ml一本と言うのはちょっと恥ずかしかった。

亀田屋酒造店の売店

次にいつもキャンプ前に寄る農産物直売所きろろへ寄って食材を色々と購入した。
やはりキャンプでは地元の物を食べたい。

お馴染みの産直所と愛車

ここで買いたかったのは、子供が「スイカフルーツポンチを作りたい」というリクエストによる小玉スイカと、私が暑い時に食べたくなるおぼろ豆腐だったが、それ以外にも夏野菜と信州牛バラ肉が美味しそうだったので買ってしまった。

ちなみに、ここはスイカの名産地です

最後に産直所で買えなかった食材などなどとツマミなどを最寄りのスーパーで購入してキャンプ場へ向かった。

バイクにヒヤリとしながらキャンプ場へ

今回のキャンプ場までは通い慣れた高ソメキャンプ場までと同じ道を走る。

上高地や乗鞍へ向かう車はたくさんいて観光バスとも多くすれ違ったが、トンネルの中に現れる奈川地区へ向かう分岐を曲がると途端に車は少なくなった。
いつものことである。

そこからは細いクネクネ道を走るのだが、見通しの悪いコーナーを曲がったところで対向車線から車を追い越すために車線を飛び出したバイクが来て焦った。
よく免許更新の時にビデオで見る感じだった。
本当にぶつかるかと思ったがなんとか回避し、バイクはそのまま去っていた。

きっと都会からやってきて気持ちよくなってしまったのだろう。
車通りも少ないし対向車なんて来ないと思ったのかもしれない。
でも、ホントに勘弁してほしい。
こういう人がいるからバイク乗りは危ないって思われるのだ。
腹が立った。

私もバイクに乗っていたがブラインドコーナーで車を抜くことは絶対にしなかったし、車が道を譲ってくれた場合しか追い抜くこともしなかった。
みんなが楽しく走れるように心がけて欲しい。
追いかけて説教してやりたかったくらいだ。

そんなヒヤリハットを受けたものの予定どおり13時過ぎにキャンプ場へ到着した。

キャンプ場の受付

キャンプ場の受付で名前を言うと、スタッフさんから「いつも高ソメを利用している方ですよね?今日は高ソメは空いていなかったのですか?」と言われてしまった。

ここのキャンプ場は高ソメと連携していて、予約Webサイトも同じなのである。
そのスタッフさんとは初対面だったが高ソメへ行きすぎている私の名前を知ってくれていたようだった。
名前も珍しいし記憶に残るのだろう。

そんなわけで、初めてのキャンプ場でもなぜか親近感が湧いた。

設営してサッパリしてからの至極の一杯

標高が高いとは言え灼熱の元、一人で設営をした。

このキャンプ場は区画サイトが三つしかないのだが、両側が埋まっていて両方とも私よりは年上の子供はいない夫婦だった。

今回はファミキャンということで、久しぶりにサバティカルのツールームテントであるギリアとタープのルピネを組みあわせて張った。

きっと両側の夫婦から「何こいつ一人なのにこんなの張っているんだ?」と思われたことだろう。

景色はこんな感じ
この組み合わせが好き
ファミキャンの時の椅子とテーブルはこれです

汗だくで設営を終えて「よし、一杯飲もう」と思ったのだがあまりにも気持ちが悪かったので温泉に入ってさっぱりしてから飲むことにした。

ここは滞在中でお風呂が開いている時間は何回でも温泉に入ることができる。
内風呂だけだが天然温泉でしっとりしていてとても良い泉質だった。
何よりも設営後にさっぱりできるのが夏には最高である。

さっぱりしたらビールで喉を潤した。
暑い中設営して風呂上がりに山を眺めながら飲むビールはまさに至極の一杯だった。

そして、つまみは今回も刺身の盛り合わせ。
山奥で刺身を食べるというアンマッチ感がたまらずより一層美味しく感じる。

醤油は今回も九州の甘い醤油です

ビールで喉を潤したあとは、ミョウガを刻んでのせたおぼろ豆腐をツマミとして迎え入れ、酒蔵で調達した大吟醸の原酒を頂く。

この原酒を使ったお酒は「亀乃世」という銘柄で売られていて毎年年越しに飲むのだが、その原酒をこんな場所で飲めるなんて幸せを感じた。

そして、濃厚なおぼろ豆腐とさっぱりしたミョウガと甘い醤油の組み合わせも暑い日に食べるツマミとしては最高だった。

お猪口は酒蔵でもらった記念品で
キャラクターのカメの甲羅を背負ったウサカメが描かれています

まったりしながら家族を待つ

日が傾き始めても家族は来なかった。
どうやらゆっくりし過ぎたのと、出がけに愛猫の一匹がどこにいるかわからず探していたら時間が立ってしまったらしい。

遅くなっても私的には一向に構わない。
ツマミがなくなってしまったので夜のツマミに用意していた鳥膝軟骨を揚げた。

このサイトは電源サイトなので、IHコンロを持ってきてみた。
一部のキャンパーからはIHなんてと批判されるかもしれないが設備があれば使えばいいと思っている。
非効率なこだわりを持たないのが私のこだわり。

マルチグリドルは少ない油で挙げられるので便利

揚げ物にはやっぱりハイボールでしょ!!ってことで角ハイを頂いた。
実はICE BOXにハイボールを入れて飲みたくて買ってきたのだが、残念ながら売店のアイス売り場にはICE BOXが無かった。
確か高ソメはあったので、次に行ったときにそちらでやりたいと思う。

また酔っ払って被写界深度ミスった

ハイボールを飲み終わってもまだ家族は来なかった。
しょうがないので一人で夏の夕方を楽しみながら「六」のジンソーダ割りを飲んだ。
暑い日にはさっぱりしたジンソーダがよく合う。

六は初めて飲んだがロックでも美味そう
夏の夕方って好き
トンボも暑そうだった

そんなことをしていたら、17時過ぎにやっと家族が到着したのだった。

つづく。

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