【Camping Photo Log】浩庵リベンジ-勝利を確信した昼編-
今回は一年ぶりに浩庵キャンプ場へ行ってきたというお話です。
昨年の同じ時期に初めて浩庵キャンプ場へ行ったのですが、天気が良かったのは夜だけで、それ以外はあまり良い天気では無かったためリベンジしたいと思っていました。
その後、2月にも行くチャンスがあったのですが、前の週に雪が降って条件が悪く、どうしても安全側に振ってしまう私はふもとっぱらに行ってしまいました。
そんなわけで、1年越しの浩庵リベンジです。
今回も写真盛りだくさんなので思い出エピソード3回に分けて書きたいと思います。
しかし写真を見返すと、「あのシーンを撮影しておけばよかったな」とか、「なんであの構図で撮らなかったんだろう」とか色々悔やまれます。
キャンプへ行っていると、それだけで満足で楽しくて忘れてしまうのですよね。
特に景色が素晴らしいときは。
第一回は日が暮れる前までですが、毎回この回の文字数が多い気がします。
ただの自己満足なので読み飛ばして写真だけでも見てください。
見出しをつけたのですが、一回目で10項にもなってしまいました。
今回のキャンプもあの男が登場しいい仕事をしています。
見出し画像はAdobe Expressで作ったのですが、そこにもあの男のアバターが登場しています。
0.はじまり
私が勤める会社には、年に5日間だけ連休での取得が推奨されている有給休暇がある。
特に有給を使う時にダメと言われることもないので、普通に有給を取得すればいいのだが、「推奨」とされていると大手を振って取得できるので、小心者の私にはとても有難い制度である。
私はこの休暇を毎年秋に2日間と3日間に分けて取得している。
大抵は10月と11月に分散して取得しているだが、今年は仕事の都合と遅い秋の訪れにより2回とも11月になってしまった。
ここにも地球温暖化の影響が。
11月後半のお休みは昨年に続いて富士山を眺めるキャンプへ行くことに決めていた。
このためにお供の後輩ワッシーも仕事を休ませて、ふもとっぱらと浩庵の両方を抑えて天気を見ながらギリギリまでどちらに行こうかと贅沢な悩みを楽しんでした。
最終的には天気予報がこれ以上ないというような好天であり、去年のリベンジをしたいということで浩庵に決めた。
浩庵に決めたもう一つの理由は10:30チェックイン枠という一番いい枠が取れていた事もある。
浩庵へ行くならこれが大事。
キャンプの日は11/22-23であり平日の金曜チェックインだったのだが、予約状況w見ると浩庵もふもとっぱらも「満」だった。
キャンブームは去ったと言われているが人気のあるキャンプ場には関係ないらしい。
1.高速から見えた日本一の霊峰に期待
通常であれば我が家から浩庵までは高速を使って2時間で行けるのだが、高速道路リニュアル工事が行われている影響で通常よりもかなり時間がかかる。
仕方がないので仕事の時と同じ時間に家を出て、通勤ラッシュ渋滞に巻き込まれながら山梨へ向かった。
岡谷JCTの渋滞が本当にすごくて通勤で使っている人を尊敬した。
渋滞を抜けて気持ち良い天気の下を走っていると、長野県と山梨県の県境あたりで鮮やかな富士山がドーンと姿を現した。
これで浩庵リベンジ戦の勝利の確率が高まった。
さすが「僕晴れ男なんで」と豪語するワッシーがお供しているだけある。
前回の高ソメキャンプに続いて連勝が濃厚となった。
「あいつ他のところで悪い運を使っているからな」というのが周りの一致した意見である。
渋滞を考慮した通りの時間で進み、高速を降りてICすぐ近くにある風土記の丘農産物直売所に立ち寄ったのだが、車を降りると空はどんより曇り空だった。
少しだけ不安になったが、きっと盆地特有の濃霧だろうと標高が高いところへ行けばまた晴天が待っていることを期待した。
農産物直売所では地元の酒や食材を買った。
ここはICからすぐにあり、酒も農産物も土産物も豊富なので助かる。
買ったものは後々登場する。
2.精進湖畔の道路を曲がると現れる最高の景色
産直所を後にして精進湖ブルーラインを走り本栖湖へ向かう。
とその前に、途中のコンビニで最後の買い物をした。
このコンビニには七賢の生酒が置いてあり、前回飲んだら美味しかったので寄ろうと決めていた。
キャンプへ行くとその土地の地酒がどうしても飲みたくなる。
ビールでも日本酒でもワインでもウィスキーでもジンでもいいという私の懐の深さ(酒好きなだけだが)
10時30分までには浩庵へ着くようにコンビニを出発し精進ブルーラインを走った。
山道へ入るとだんだんと空が明るくなってきて、その光で照らされた紅葉がとても綺麗だった。
そして峠を降りしばらくすると精進湖が見えてくる。
精進湖まで来ると富士山が見えるので、ここ富士山がどう見えるかでテンションが大きく変動する。
そして、湖畔の道路沿いにある湖畔荘のカーブを曲がると今回はこんな風景が現れた。
これで今回の勝利が確定した。
この景色を見ると毎回感動してテンションが上がる。
富士山ってすごい。
3.予定外に湖畔サイトへ設営
予定通りチェックイン10分前にキャンプ場へ到着した。
車から降りて富士山側を見ると少し雲があるものの冠雪した富士山がそびえていた。
受付へ行くと2番目の受付順だった。
どうやら予約した順番で受付順も変わるらしいが、前回のことは覚えていない。
しかし、10時30分になっても1番の人が現れなかったので一番先に受付することができた。
ラッキー。
今回は大人2名、車2台、テント2張り、レイトチェックアウトなしだったので合計で5,800円だった。
ゴミ処分はできないにしても私が足繁く通う高ソメキャンプ場並に安くてありがたい。
最近は高いところが多いので是非維持して欲しい。
浩庵お馴染みの激坂を下り、セオリー通りに駐車場に車を停めてからサイトを探しに行った。
さすが条件の良いチェックイン時間だけあり、前に来た時よりも明らかに良い場所が空いていた。
まずは林間サイトで良い場所を見つけ、そこをキープしてから湖畔に降りた。
来る前は「湖畔は傾斜がキツイから一つ上の段にしよう」と話していたのだが、湖畔を見てみると比較的平らで富士山が目の前にそびえる良い場所が空いていた。
悩んだが「せっかくこんないい場所が空いているから多少の傾斜があってもここにしよう」ということで、予期せず湖畔キャンプをすることとなった。
私が車を取りに行っている間にワッシーが隣にいたお兄さんと話したら、前日は酷いグループがこのに居て、夜中まで飲んで騒ぎ、挙句の果てに🤮の音がしたらしい・・・
そんなんするなら景色なんてどうでもいいから他のところでやれよと思ってしまった。
そして、その🤮は魚の餌になったのかが少し気になった。
4.浩庵といえばカレー麺
今回は狭いスペースへの設営を想定してDODのSOLO SOUL WOWWOWを張り、コットの上にポップアップのメッシュテントを置くスタイルにした。
そして暖は持ち運びを考慮して薪ストーブではなく灯油ストーブにした。
気温的に灯油ストーブはなくても焚き火だけでいけそうだったがあると安心で暖かい。
設営が終わってもまだ12時前だった。
早く来ると余裕があってゆったりできる。
この時間になると富士山にかかった雲がとれたり隠れたりしていて、チラ見せされている感じだったがそれもまた良い。
設営でお腹が空いたのでお昼ご飯にした。
浩庵と言えばやっぱりカレー麺。
安定のうまさで間違いない。
確かゆるキャンのりんちゃんは「1,500円」と当時の定価の10倍くらいを要求していたが、今は値上がりしているのでもっと高い金額を要求するのかななんて思いながら食べた。
5.富士山見えてきたからビールでしょ
お昼ご飯を食べてのんびりしていると富士山の白く冠雪した頭が見えてきた。
これは産直所で買ってきたアレを開けるしかないと言うことで、お決まりの山とクラフトビールを楽しんだ。
今回のビールは富士山クラフトのもので酸味が強い味わいさっぱりした味わいだった。
ツマミを作るのが面倒だっので、ワッシーに「何かない?」って聞いたら産直所で買ってきた信玄棒を出してきた、、、うまいけどツマミにはならんよね。
6.名勝を求めて熊鈴持って軽いトレッキングへ
そのまま飲んでいてももったいないので、名勝を求めてトレッキングへ出かけることにした。
雪が残るキャンプで防水でも防寒でもない靴で来てしまうワッシーには事前に「今回は山登るから歩きやすい靴で来なさい」と言っておいたので、歩きやすそうなスニーカーでやってきた・・・いや、そこはトレッキング系シューズだろと思ったが彼にしては良くできたと褒めてやろう。
トレッキングの行き先は中ノ倉峠の展望台である。
ここへはゆるキャンでなでしこが寝ていたトイレのベンチの近くにある登山口から登っていく。
入り口には「熊出没注意」の看板があり、熊鈴の携帯が推奨されていた。
私はここを登ったことがある元部下から熊鈴を持っていくように言われていたので、ちゃんとMy鈴を持ってきたのだが、観光案内所でも貸してくれるらしい。
案内板に従うと680mで30分ほどとのことだった。
そんなにかからないだろうと呑気に登り始めたのだが意外と急な登り坂で息が切れた。
そして確かに熊が出そうな雰囲気だったので、念の為に熊鈴を持たないワッシーを先に歩かせていざという時には生贄にして逃げられるように距離をとって登った。
10分ほど登ると視界が開ける場所が現れ、ワッシーが写真を撮りたいと飛び出した岩の上へ行きスマホで写真を撮っていた。
私は高いところが苦手なので行かなかったが、戻ってくる時のワッシーの足がガクガクしていて落ちるんじゃないかとこっちがヒヤヒヤした。
7.待っていた旧千円札の絶景
ここからは狭いけどほぼ平坦な道を歩き、登ってから約15分ほどで展望台まで到着した。
そこから眺める景色はまさに絶景だった。
頑張って登ってきた甲斐があった。
旧千円札の絵は春らしく、旧千円札には花が写っているがこの時期は無かった。
展望台は座って休憩できるようになっていたので、しばしそこから絶景を眺めたり写真を撮ったりして楽しんだ。
本当に素晴らしい景色だった。
実はここで絶景を眺めながらビールを飲もうと思い、保冷バッグに缶ビールを二本入れて持ってきたのだが、登りが思ったよりも急で帰りが心配になったので飲まないでおいた。
こんな絶景を楽しめるキャンプなんだからいい思い出だけにしたい。
後日、このことを山に登る元部下に話したら「それやらないとダメですよ」と言われてしまった。
君と一緒にするなと思ったが。
8.戻っても絶景
落ち葉と石で滑りやすくなっているため降りは転ばないように慎重に降りてきた。
普段山道を歩かない私は歩き方がわかっていないので、若干膝が痛くなってしまった。
きっと年齢による膝軟骨の減少もあるかもしれないが・・・コンドロイチンかな。
テントに戻ってきてもそこには絶景が待っていた。
なんていい日だ。
山道を歩いて喉が渇いていたので、わざわざ展望台まで持って行ったのに飲まなかったアサヒスーパードライを飲んだ。
やっぱり喉が渇いているとドライがうまい。
ここでもワッシーに「何かツマミない?」って聞いたら「カルパスならありますよ」って出してきた。
甘い信玄棒じゃなくて、しょっぱいのあるじゃん・・・
9.隣に現れたお金持ち
ビールを飲んで富士山を眺めていると、隣の狭い空きスペースを若い夫婦かカップルが狙っていた。
隣で前夜にどんちゃん騒ぎで悩まされた夫婦が、愛車のランクルを大胆に停めていたので、「きっと誰も入ってこないだろうな」と安心していたのだが、さすが人気キャンプ場の絶景サイトはそんなことは許されないらしい。
聞き耳を立てていると、粘り強くランクルを移動させてもらうように交渉して嫌々ながらどかしてもらえるようだった。
そして、車を駐車場から乗ってきたと思ったらなんとLand RoverのDefenderだった。
1,000万円超えのやつ。
若いのに金持ち、ボンボンか??
「金持ちもこんなところに来るのか、ミラコスタ行けばいいのに」と平民2人で話しながら飲んでいたら、その夫婦はスノーピークのランドロックのアイボリーバージョンを建て始めた。
さすが金持ち、ワッシーのQuickCampのポップアップテントがいっそう貧弱に見える。
そして、大きなポータブル電源を持ち込んで炊飯ジャーも持ち込んでいた。
「もう高級ホテル泊まりなよ、それかグランピングしなよ・・・」と思ってしまう平民であった。
きっとお金出してもこの絶景は楽しめないけどね。
10.疲れたので甘いものも
歩いて疲れたので甘いものが欲しくなり、コーヒーを淹れて絶景を眺めながらの贅沢ティータイムをすることにした。
コーヒーのお供は、ワッシーに食べさせたくて松本で買ってきた信州名物の牛乳パンである。
甘いものも辛いものでも美味しいものはなんでも飲食できるのが私の強み。
別の記事でも書いたが、これは「パンセ小松」という松本の街中に古くからあるパン屋さんのものでマツコの知らない世界でも紹介され、一時期予約しないと買えなかったものである。
今でも予約もできるが、開店時間付近に行けば買える。
長野県出身ではないワッシーはパンセ小松の牛乳パンをはじめて食べたということで感動してクリームの多さに驚いていた。
そんな感じでこれ以上ない絶景を眺めながら昼を過ごしたのであった。
夕夜編につづく・・・らしい。(くみさんリスペクト)