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木崎湖までロングライド DE フォトグラフ

久しぶりにロングライドへ出かけたので、たまにはキャンプ記事だけなく自転車記事も長めに書いてみようかなと思い立ち書いてみました。
写真多めにしますので、最後まで飽きずに読んでいただけたら幸いです。



はじまり

年に一度この時期に会社が平日休みになる日がある。
例年は6月の初旬に設定されていたのだが今年度の会社カレンダーを見ると6月中旬の梅雨真っ只中な時期に設定されていた。
設定した部署に文句言ってやろうかと思っていたのだが、今年は梅雨入りが異例の遅さだったためグッとこらえた。

こういう休みは、普段年休を取りにくく毎年大量の年休を腐らせてしまっている私にとってはとてもありがたい。
この休みの代わりに土曜日や祝日を出勤日にされるのだが、多くの人はそこで年休をとるので私も年休が取りやすいのだ。
私の中では一番の働き方改革の施策だと思っている。

そんな平日お休みのある日。

前日に天気予報を確認すると朝から午後過ぎまでは天気が良い。
我が家のTeam Necoに「ジジと私どっちが家にいて欲しい?」と聞くと3匹とも「ジジ」と言うのでお世話はいつものようにジジにお願いして、私は家族を仕事と学校に送り出してから出かけることにした。

木崎湖へ向けていざ出発

今回は久しぶりに長野県大町市にある木崎湖までのロングライドをすることにした。
松本から木崎湖までは最短距離で約50kmである。

のんびりと写真を撮りながら走りたかったのでバイクはグラベルバイクのCannondale Topstone Carbon Lefty3を選んだ。
グラベルバイクなら未舗装路も走れるのでトラックが走るような交通量の多い道を避けて走りやすい。

カメラはSony α7IV + FE 24-70 F2.8 GMにして交換レンズは持って行かないことにした。
レンズを一本だけ持っていけるとしたらこれが間違いなくベストな選択である。

そして途中でふらっとお店に寄りやすいようにラフな格好を選び、上着は長袖で肌の露出部分には日焼け止めをたっぷり塗った。
この時期の日差しは厳しい。

そして、「さー走るぞ」ってことでVAAMゼリーを胃袋に流し込んでから出かけた。
これが意外と効く。

VAAMの値上がりして辛い

あずみ野やまびこ自転車道を安曇野方面へ

いつものようにあずみ野やまびこ自転車道を安曇野方面へ走る。
適度に雲があって青空も見えて風もほとんどなく気持ちが良い気候で走るのがとても気持ちよかった。

常念岳にはちょっと雲が

いつもの自転車広場にも立ち寄って定点観測してみたが、常念岳にはさらに雲がかかっていた。
きっと天気が崩れるのだろう。

だいぶ緑が多くなってきた

自転車道の終点付近には自動車学校があり、そこの風見鶏と奥に見える荒々しい山が目に止まったので撮ってみたが、山の名前は知らない。
燕岳かな?

この風見鶏が動くかは知らない

ハッピードリンクショップにお世話になる

家を出る時に吸水用のドリンクの買い置きがないことに気がついた。
しょうがないのでボトルだけ持っていて給水用のドリンクは全て田舎の給水の味方である割安自動販売機のハッピードリンクショップで買うことに決めた。

しかし、走り出して20kmほどしてもなかなかハッピードリンクショップが現れない。
だんだんと喉が渇いてくる。
ハッピードリンクショップなんてどこにでもあると思っているのに欲しい時に出会わない。

30kmほど走ってやっとハッピードリンクショップを見つけDA・KA・RAを購入した。
普通の自販機で買うよりも20-30円安いので助かる。
残念なのは現金しか使えないことだろうか。
電子決済に対応して欲しいが手数料がかかるから無理なのだろうか。

ミネラルが必要です

松川村 安曇野ちひろ公園

そして山際を走る整備された道に出る。
この道は松本から大町までつながる道であり、自転車が走ることも考慮されているのが嬉しい。
4月と5月に行われるAACR(アルプス安曇野センチュリーライド)もこの道を走る。

こんな感じでずっとマークがあります

そして走って35kmほど走って安曇野ちひろ公園へやってきた。
ここには窓ぎわのトットちゃんのトットちゃん電車があり、電車の中は物語の中のトモエ学園の教室が再現されている。

モハとデニハらしいが鉄ちゃんにかわからない

いつもは早朝しか来ないので中を見ることができないが、この日は入ることができたので写真を撮った。
普通の写真ではつまらないので少しレトロに仕上げてみた。

どうだろう、それっぽく見えるだろうか??

ちなみに、私は窓際のトットちゃんがどんなお話か知らない。
福山雅治が歌を歌ったことくらいしか知らない。

ここで少し休憩してから、あるじにご挨拶をしてまた走り出した。
目的地の木崎湖まではあと15kmほどである。

あるじのご夫妻と記念撮影

大町市に入って山をバックに

しばらく走ると大町市に入った。

ここに来るといつも写真を撮る場所がある。
何があるわけではないが南から北にかけて見渡せる山々がとても綺麗なのだ。
もうだいぶ雪が溶けてしまったが、もっと雪が残っていると圧巻の景色なのである。

やっぱりかと思われるかもしれないが、私はここの山も名前も知らない。

爺ヶ岳かな?
そばの花と共に
鳴沢岳かな?

ここから10kmほど山側に登ると黒部ダムまで行くことができるが、そこへ行きつつ木崎湖まで行こうとすると私の体力がもたない。

私がこのグラベルバイクで走れる距離の限界は120kmくらいである。
しかも黒部ダムまではそれなりに登るので体力が削られる。

そんなわけで黒部ダムは紅葉が綺麗な時期までとっておくことにした。

お昼ご飯を探す

時間はまだ11時だったが木崎湖で早めのお昼を食べることにした。

近くに美味しいベーグルのお店があったことを思い出し、記憶を頼りに探したが見つけられず最終的にはGoogle Mapに頼った。
やっと辿り着いたお店は残念ながらお休みだった。

また来ます

下調べせずに来た自分が悪いので特に未練もなかった。
最終的にはコンビニでもいいかと思って木崎湖へ向かうと、木崎湖手前にあるハードサイダーを作っているお店に見たことがあるのぼり旗が立っていた。

中には5種類のおやきが置かれていたが、私はその中からしょっぱい系の里山と甘い系のレモンを選んだ。
本当ならそこでハードサイダーも買いたいところだが今日は自転車なので飲めない。
ハードサイダーとはシードルのことであるが、長野県にはクラフトビールと同じようにクラフトシードルがたくさんあるのだ。

ちゃんとサイクルスタンドが用意されています

これは安曇野にあったおやき屋さんの旗では?と思い立ち寄ってみると、まさにそのお店のおやきが売っていた。
どうやら拠点を安曇野から大町に移したらしい。

ここのおやきは信州の伝統的なおやきとは違う。
フランス料理だったか何かの西洋料理のシェフをしていた店主が「同じおやきを作っていては地元のばあちゃんには勝てない」ということで創作おやきに取り組んでいるというのを見たことがある。

おしゃれな入り口
おやき二つをお持ち帰り

木崎湖でのんびりとお昼を

ローソンでコーヒーとサラダチキンを買って木崎湖湖畔の公園へ着いたのは11時30分ごろ。
ここまでの走行距離は50kmであり体力は十分な残量だった。

先客のおじさんが東屋の下でお湯を沸かして淹れたコーヒーを飲みながら読書をしていたので、私は少し離れたベンチに座ってお昼ご飯を食べることにした。

雲が多いけど日差しが強くなくて助かる

まずはサラダチキンを食べてタンパク質を補給する。
ここのケアをするところを褒めて欲しい。

本日の昼ごはん

そしてまずは「里山」の方から食べた。
大抵のおやきは焼きか蒸しなのだが、これは揚げてあった。
中にはモッツアレラチーズ、シメジ、ネギなどが入っていて和風のピザという感じだった。

モッツアレラチーズが伸びます

次に「レモン」を食べた。
こちらも軽く揚げてある感じでドーナッツに近い。
周りにはレモンシュガーのようなものがまぶされていて、中はさっぱりのレモン味のアーモンドクリームが入っていた。
デザートとしてコーヒーを飲みながら食べたらとてもおいしかった。

レモンだからさっぱりです

しばらく木崎湖を眺めていた。
釣りをする人、SAPをする若者などなど。
ここにはキャンプ場があるが湖の近くのキャンプ場は虫が鬱陶しいと思って敬遠している。
でも、寒い時期なら来てもいいかなと思っているが、サイトが駐車場から遠いところがめんどくさい。
そんな軟弱キャンパーな私である。

木崎湖をぶらり

もう少しだけ体力に余裕がありそうだったので木崎湖を少し回ることにした。

木崎湖はその周りを一周できるのだが山側は特に何があるわけでもないし、クマが出没するのであまり走りたくない。
クマよけの鈴も忘れてしまったし。
私は反対側の湖畔の遊歩道を選んだ。

こんな道を走ります

特にどこまで行くということは決めていなかったので、ひとまず何かのアニメの聖地だったはずの海ノ口駅まで行ってみた。
何かファンが置いていったものがあったが、見てもさっぱり何の聖地かわからなかった。

ちょっとレトロな大糸線の駅です
何だろう??

このまま近くにある思い出の居谷里湿原まで行ってみようと思ったが、ちょっと雲行きが怪しくなってきたのと、そこまで行くと私の活動限界距離を超えてしまうのでここでき返すことにした。

なぜ居谷里湿原が思い出の地なのかと言うと、私がまだ20代だった頃に中型二輪免許を取得して免許が発行されたその日に、兄に借りたSR400で初ツーリングした地なのである。
あのときのドキドキは今も忘れない。

帰路につきつつデザートを

ハッピードリンクショップで水分補給用のドリンクを追加して帰路についた。
ここではすぐに見つかってよかった。

クエン酸とビタミンcを補給

帰りは途中まで来た時と同じ道を走った。

来る時は頑張って緩やかな登りを登ってきたので帰りはその位置エネルギーを回収しつつ軽快に飛ばす。
カメラを背負っていてあまり前傾姿勢になることができないので風をもろに受け、自転車は空気抵抗との戦いだなとあらためて感じる。

帰りにはどこかでソフトクリームでも食べようかと思っていた。
このコースにはいくつかソフトクリームを食べられるところがあるが、今まで行ったことがない「かぼちゃやま農場」で食べることにした。

通ったことはあるが寄ったことがなかった

メニューを見るとソフトクリームの他にシェイクがあったので、期間限定の「ブルーベリーヨーグルトシェイク」を注文した。
この期間限定という文字に弱い。

シェイクを飲んでひと休憩

このシェイクには併設する農場で収穫した、とれたてのブルーベリーが使われているそうである。
ブルーベリーとヨーグルトのさっぱりした味と甘さが疲れた身体にしみた。

ちょっとだけ砂利道を走る

ここから家までは約30kmである。
そのまま来た道を帰ってもよかったが体力に少し余裕があったので川沿いの砂利道を選んで走ることにした。

フロントサスペンションのロックを外してサスを解放し砂利道に突っ込んでいく。
これだけで冒険感が味わえるので面白い。
前から思っているが、ぜひ安曇野市から大町市までこのみちをつなげてグラベルライダーの聖地化して欲しい。

こんな道を走っていました

しばらく砂利道を走っていると、だんだんと草の丈が高くなってきた。
年甲斐もなくふくらはぎだけは露出しているので、草の丈が高くなると走るのが厳しくなる。

ふくらはぎで草を受けながら何とかひとセクション終えたのだが、その先の道を見たら「もうこれは厳しいな」という道だったので、砂利道を降りた。
無茶はしないのが一番。

流石に限界です

あとはいつもの道をのんびりと

このあとはいつの道をのんびりと走った。
いつもは朝走ることが多いので時間が変わると見える景色も少しだけ違う。

朝は閉まっているカフェの前には看板猫が鎮座していた。
耳の先がハートになっているのでもしかしたら地域猫さんかもしれないが、毛並みが良いのでいいご飯食べているのだろう。

Welcomeは犬なのに待っているのは猫です

前の週末に出会った野良猫さんの様子を見に寄ってみたらこちらは日向ぼっこをしていた。
耳がちょっと痛々しい感じだったが「元気で暮らせよ」と言ってすぐに去った。
また定期的に様子を見にこようと思う。

相変わらずの警戒心

最後に定点観測の場所を通って線路と乗鞍岳を撮影。
北アルプス方面は雲がかかっていたが乗鞍岳は薄曇りという感じだった。

このまま真っ直ぐ線路を沿いにサイクリングロードを作って欲しい

そんなこんなで15時前には家に到着した。
サイクルコンピューターを見ると111.51km走ったらしい。
久しぶりのロングライドは休憩をとりながらのんびり走ったからなのか思ったよりも疲れなかった。

そして、アプリが計算した消費カロリーは3,297kcalとなっていた。
これを信じて消費したからいいだろうとカロリー摂取すると後で痛い目を見る。
この計算値の信憑性が本当にわからない。

ちひろ公園のご夫婦と記念撮影

おしまい。





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