梅雨晴れと新月の高ソメキャンプ3
前回の続きです。やっと疲れがとれてきました。
6月21日が夏至なのでこの時期は明るい時間がとても長い。本当は早く暗くなった方が焚き火が楽しいのだが、明るい夜を楽しむのもいいのかもしれない。しかし、実は今回のキャンプは暗くなってからが本番なのだ。
そのメインイベントの前に腹ごしらえをする。
本日最後のメニューは町中華の代表格である餃子である。皮と具を作って包んでという手間暇かけることも考えたのだが、あまりにも面倒だったのでスーパーに売っていた信州民にはお馴染みのテンホウの餃子を買ってきた。
テンホウとは長野県のラーメンチェーン店なのだが餃子もうまく、シナモンなどのスパイスが効いているのが特徴である。これをホットサンドメーカーで焼くだけの手抜き料理だ。
パッケージに書かれているように「フライパンで簡単」なはずなのだが、SOTOのシングルバーナーはホットサンドメーカーを置くのには安定せずうまく焼けなかった。それでも、テンホウなので味は間違いない。そして、もちろん町中華に合わせる飲み物と言えば、これ、大人の義務教育 赤星の大瓶633mlである。
焚き火とランタンを眺めながらスパイスの効いた餃子を食べながらビールを飲む。なんて幸せなのだ。ビールを飲みながらなら焚き火とランタンをずっと見ていられる気がする。
そんな幸せな時間を過ごしていたのだが、やがて時は来た。今回のキャンプのメインイベントである星空撮影の時間だ。明日6/18は新月で天候は梅雨晴れ、こんな好条件は滅多にない。焚き火から顔を上げて乗鞍岳を見ると満点の星空が広がっていた。
私の写真の腕ではこの素晴らしさを表現できないのが悔しいが本当に満点の星空だった。今回の写真は急いで現像したものなので、また別の記事でちゃんと現像したものを載せようと思う。
今回撮りたかったのは乗鞍岳と星空だけでなく「天の川」もなのだ。この時期の天の川は南東の方に上がってくるので、乗鞍岳とは反対方向になる。
初めてにしては上手く撮れたと自分では思う。理想を言えば天の川と乗鞍岳が撮れたらいいのだが、方向が合わないのが残念だった。
結局休憩を挟みながら3時間ほど星空撮影を楽しんだ。本当はもっと撮っていたかったのだが、最近は猫に夜明け前に起こされる生活をしているのでこれが限界だった。
もし目が覚めたらまた撮ろうとゆるい思いを胸にテントに入り寝袋に潜り込んだ。空気は冷んやりしていて寝袋の中がとても気持ちよかった。そして、近くを流れていた小川のせせらぎがとても心地よくすぐに寝てしまい、外が明るくなるまで目を覚ますことはなかった。
ということで、星空撮影は終わってしまったのだが、最後に星が出てからセットしておいたGoProのスタートレイルを載せておく。途中でGoProに触れてしまったらしく軌跡がずれてしまっているのが残念だった。これで確か3時間ほど撮っていたと思う。
朝編へつづく。