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完全なる妄想。(時々妄想 of 推し達。)
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virgin

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コンコン。
ドアをノックする音がして、私は立ち上がった。ドアチェーンを外し、そっとドアを開ける。
「初めまして。」
立っていたのは、瞳も肌も、鼻の形も、全てが美しい男の人だった。
「は、初めまして。」
私は一歩下がって、彼を部屋に招き入れた。彼がコートをハンガーにかける間、私はベッドに座って、コーヒーを一口飲んだ。
「あなただったんだね。」
彼は笑顔で言った。そう、ずっとダイレクトメールでのやり取

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One step away...

One step away...

ふぁぁ〜。仕事がひと段落して、豪快に伸びをした。誰も居ないフロアに自分の声が響き渡る。
「おつかれさまです。」
「ん?!」
突然誰かに話しかけられた。pm22:30。まだフロア内に残ってる人いたの?!驚いた私は声のする方を見上げた。いつもポーカーフェイスで、クールな新入社員、進藤くんがそこに立って、私を見下ろしていた。
「あ!し、進藤くん!お疲れ様!まだ残ってたんだね!誰も居ないと思ってたからび

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マイナス5℃

灰色の世界の中。
雪は冷たくて、ミルクティーはあったかくて、あなたは白くて綺麗だった。
空気は冷たくて、私の手も冷たくて、でも心はドキドキとあったかかった。
切り取られた景色が頭に浮かぶ。あの日の冷えた空気ごと、私の中に閉じ込められている。そうだね、あなたごと閉じ込められたらよかったのに。
あの日あなたは、「また」って言った。私は明日を信じながら眠りについた。
だけど、待ち合わせの場所にあなたは来

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p.m.13:00の憂鬱

「ねえねえ、どうしたの!?」カラオケBOXの中、トイレに立った彼は、戻ってくると私の隣に座った。
「何にもないです。」いつもの様にポーカーフェイスに答える彼。
「……いや、近くない!?」完全に距離感がバグっている。
言い終わって彼の方を見ると、彼は私の事をじっと見つめていた。……近く、ない?
「好きです。」彼は突然そう言った。「え…?」びっくりして返す言葉が出ない。深く考えすぎるべきではないと思

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スタマイ【服部 耀】

ピンポーン。……ピンポーン。…………ピンポーン。
「あれ?耀さん居ないのかな?こんばんわー!」
いつも訪れる時間に耀さんの部屋を訪れたのだが、チャイムを押せども押せども応答がない。明日は珍しく2人ともオフなので、ビールと一緒に美味しい焼き鳥も買ってきたんだけどな。かれこれ10分程粘ってみたのだが、ケータイの方にも連絡は入らない。…もう、帰ろうかな、…会いたかったな。しょんぼりしていると、後ろから

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