見出し画像

スマホの光でうさだだぬきさんの比較明合成にチャレンジしてみた

こんにちは!ヒーコ編集部のマッスー(@hirokz_m)です。

今回は先日公開されました、うさだだぬき(@usalica)氏による「raytrek PCで快適編集!Photoshopを使った夜景・花火写真合成のコツ」の記事より、「比較明合成」を用いた写真の制作にチャレンジしました!

本記事では、うさだだぬき氏の編集方法等についての解説を行っております。極彩色を基調とするうさだだぬき氏の写真編集は必見です。「まだ見ていない」という方は是非ご一読ください♪

該当記事はこちら

「比較明合成って何?」「どんな使い道があるの?」という方、是非こちらのnoteを最後までお読みください。それではどうぞ!

■比較明合成とは

まず比較明合成についての説明です。比較明合成とは「二つ以上の画像の明るさを比較し、より明るい部分のみを残して1枚の写真にする合成方法」です。つまり「メインの被写体は綺麗に撮れたけどその他の背景が暗い!」「背景は明るくなったけどメインの被写体が白飛びする!」そんな悩みを解消するのが比較明合成となります。

■比較明合成を用いた物撮り

さて本題です。今回は比較明合成を用いた物撮りのチャレンジをしてみました。複雑なライティングなどは必要なく、お手持ちのスマホで簡単に再現できますので、是非ご家庭でお試しください!

・用意したもの

・カメラ(マニュアル撮影ができるもの)
・被写体(瓶)
・三脚
・定常光(スマートフォン)

・進め方と主なカメラ設定

では実際にどのように撮影を進めるか。結論を言うと、カメラ を固定のうえ、シャッタースピードを遅くし、定常光で画角の一部を明るくした写真を数枚撮影し、最後にそれらをPhotoshopの「比較(明)」で合成して完成です。

今回のカメラ設定は以下の通りです。この値は周りの環境と定常光の強さによって変わってしまうので、ご自身の環境に合わせて調整してみてください。

・シャッタースピード=6秒
・ISO感度=100
・絞り値=F18

言葉ではわかりにくいかと思うので、実際に撮影した写真を並べて説明していきます。

・実際に撮影した手順とその写真

【1枚目】
全体のベースとして、背景と椅子が明るくなるように定常光を動かして撮影しました。定常光を固定するのではなく、動かして満遍なく光を入れるのがポイントです。

画像1

【2枚目】
椅子の下が暗すぎると感じたので明るくした写真を撮影しました。

画像2

【3枚目】
被写体の後ろからメインとなる光を入れました。定常光を画角の上から瓶の後ろを通し、瓶の口から光が入るように動かしています。

画像3

【4枚目】
瓶の中に光が落ちたと言う設定なので、底に沈んだ光を表現するため、瓶の後ろに定常光を置いてシャッターを切りました。

画像4

【5枚目】
最後に椅子のハイライト部分を調整するためにアクセントとして1枚撮りました。

画像5

・完成

最後に元記事と同じ手順で比較明合成したものがこちらです。1枚目のベース写真と比較して、それぞれの写真の明るくなっている部分のみが残り、1枚の写真として合成されています。

アートボード 1

_グループ_

画像8

・おまけ

完成写真にさらに光を足すことで、こんな遊びのある写真も完成しました。

画像9

■比較明合成は楽しい!

いかがでしたか?カメラの世界においてこういった物撮りをする場合、ストロボを使わなければいけないと思われがちです。しかし光の捉え方を勉強すればスマートフォンの光だけでもこんな写真が撮れたりします。みなさんも是非、比較明合成を用いた作品作りにチャレンジし、ハッシュタグ #ヒーコチャレンジ をつけてSNSで投稿してみてください。撮影の幅が増えてより写真がより一層楽しくなってきますよ♪

それでは!

■写真編集に関するおすすめのヒーコ記事はこちら!

▼ 四季を一層鮮やかに 極彩色で楽しむ京都の風景

▼ 今すぐチャレンジ!紅葉写真をもっと印象的に残す「極彩色」編集術

▼ うさだだぬきさん関連のまとめ一覧

■ヒーコ公式ツイッターはこちらから!


この記事が参加している募集

いただいたサポートはヒーコ編集部のnote記事制作にあてさせていただきます📸