韓国映画『 愛を歌う花 』~「 朝鮮の心 」~
※この記事は少々のネタバレを含みます。
何の気なしに見てみたらとても心に残り、しばらく引きずってしまった映画です。トップ画像を見てステキな衣装と明るい雰囲気に惹かれて見たのですが、それだけに衝撃を受け苦しくなる映画でした。
「 トンイ 」のハン・ヒョジュ演じるソユルと、チョン・ウヒ演じるヨニは、妓生(キーセン)と呼ばれる、日本でいうところの舞妓さんの養成所で育った、子供の頃からの親友同士。ソユルの幼馴染みで結婚の約束をしているユヌを絡めた3人の人生の物語です。
衣装や小道具、調度品なども素敵なのですが、主演の女優さんお二人の歌がとても素晴らしく、ソユルの歌う正歌(チョンガ)と呼ばれる伝統的な歌唱法も、ヨニの歌う流行歌も、心に響く情感たっぷりの歌声で、韓国語もマスターしたくなりました。(中国語は日本語に訳したくなったのに、なぜか韓国語は韓国語のまま歌いたい。)
下の動画は一番心に響いた、ヨニの歌う『 朝鮮の心 』です。
流行歌を歌い始めると、ヨニがどんどん美しい女性になるのも魅力的でした。劇中歌は10曲くらいあるのですが、どれも思い入れがありお気に入りです。私の家系は、その昔朝鮮から渡ってきたという説もあるので、郷愁を感じるのかもしれません。
日本映画だったら、もう少し未来に希望の描ける結末になったかなと思います。
最後に、ソユルの歌う正歌(チョンガ)。美しいです。
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