旅の1日目 ホーチミン タンソンニャット国際空港付近にて
旅は現在進行中
これまでの経緯は以下↓
約30分遅れでホーチミンに到着。
イミグレは長蛇の列。
今日は前方座席に座っていたから降機も早く、入国審査も思ったよりスムーズで着陸から1時間くらいで外に出られた。
前に旅行したインドネシアルピアが残っていたので空港でドンに両替し、ベトナムのデータSIM代になった。
5G利用無制限の260,000ドン。
空港から外に出ると待ちに待っていたベトナムの匂いと日差しが私を待っていた。
私も待っていたのだ。
厳しい冬を乗り越えて春が来るかのような海外での今日という一日を。
ホテルまで徒歩10分。
空港から徒歩でどう出ていいのか分からずちょっと遠回りして到着し、まずは洗濯。
LCCの機内が寒くて凍えた経験があるので、私はありったけの服を重ね着していた。
そのまま気温36℃の街を10分歩いただけで汗びっしょり。
やたらゼロの多いベトナムドンを整理したり、お小遣い帳をつけたり、書き溜めた旅の記録を放出したりしてから夕方散歩に出てみた。
前回のベトナムは8年くらい前だろうか。
当時ホーチミンにいた友達とニャチャンで合流したな。
ホーチミンは添乗以来だから、前回からゆうに20年が過ぎている。
滔々と流れる大河のような、とめどないバイクの激流を見て「ああ!ベトナムに来た」と思う。
超高級高層マンションの石段に横になって夕涼みをするおぱあちゃん
至る所にあるセブン、ファミマ、ミニストップ
学校か、塾の前で子どもたちをバイクで迎えに来た保護者たち
海鮮や肉を炉端で焼き、胃袋を刺激する煙をまき散らす小さな食堂
マスクをしている人の割合は日本と同じくらいしていない人もいる。
さて、夕食。
いくつかの食堂でビールが飲めるか聞いてみたが、私の英語は通じず、飲むゼスチャーをしたら店の奥の冷蔵庫でノンアルコールを見せられたので、店先でビールを飲んでるおっちゃんたちのいる食堂に入る。
店の主人は英語で話しかけても怪訝そうな顔をするだけで、店にいた中学生くらいのお嬢さんに私の対応をするように言う。
とりあえずビールを頼むと何も言わずに冷たい缶ビール2本と氷の入ったジョッキを持ってきた。
また、氷入りだ。
缶も充分冷えているのだが(笑)
そして、なぜこちらが何も言う前に私が2本は普通に飲むとわかったのだろう???
メニューは全部ベトナム語。
写真や店内の網焼きを見ると貝類が専門の店らしい。
どのくらいの大きさかお嬢さんに聞くと、大皿いっぱいを示す。
2種類を半分ずつにできないか聞いてみるも、できないとのこと。
お父さんにも聞いてみたが、やはり怪訝そうな顔で駄目だという。
「私が食べるにはどれがオススメ?」
と聞くと、ビーフヌードルを勧められた。
海鮮が良かったけど、流石に大皿いっぱいの1種類の貝だけも寂しいので大人しく従うことにした。
お父さんが私に「ジャパネ?」と尋ねるので、そうだと答えると、これまでのしかめっ面が途端にニコニコ笑顔。
お嬢さんにも日本人だってよ!と機嫌よく伝えている。
お嬢さんも私にニッコリ微笑む。
そこからのお父さん、タレを麺にかけて混ぜるようにゼスチャーしてくれたり、私一人のために扇風機をかけてくれたり、ありがたいけど、さっきとはまるで別人のよう(笑)
お会計を済ませて出るときもとびきりの笑顔で手を振ってくれた。