Juhannus: フィンランドの夏至祭
先月、フィンランド夏至祭パーティーに参加してきた。
Juhannus(ユハンヌス)とは、一年のうち、最も日の長い日を祝うフィンランドの国民的祝日。
家族みんなで湖辺のサマーコテージに行き、
サウナに入ってBBQをして、
夜には大きなKokko(でっかい焚火)を焚いて、
静かにお祝いする、というのが本場スタイル。
一年のほとんどが寒くて暗いフィンランドにとって、夏の訪れを噛みしめられる最高の一日。
私は実は学生時代フィンランドに留学していたのだが、
ちょうどこの期間南欧旅行にでており、
見事にこの一大行事を逃してしまっていた・・・。
もうなかなか体験できる機会はないんだろうなぁ・・と
諦めかけていたのだが、
なんとここ東京で「夏至祭やります~」とイベント情報入手。
当日は、30人くらいいたと思う。
フィンランド式BBQで、
サーモンをディルで焼いたり、
小魚を揚げたり、
お菓子屋さんの方が手作りのシナモンロールを持ってきてくださったり、(懐かしの本場の味で感動)
フィンランドクレープにlingonberry jamをつけて食べたり、
大好きなFinnish GinのNAPUEがあったりと
もうフィンランドパラダイス。
(もちろんsalmiakkiも「大量に」あったよ。)
最後には、プチKokko(bonfire)も焚いた。
バチバチと音を立てながらゆらゆらと燃え盛る火を
みんなで静かに見つめていた。
都会の忙しい日常では見過ごされてしまう感情が、そこにいた30人全員の心の中に灯り始めたのを全員が感じ取っていた。
生暖かくて、力強い、でも涙がでてきそうな不思議な気持ち。
お金がどうとか、肩書がどうとか、大事じゃなくって、
好きなように笑ってみんなと楽しく生きようぜと
私の心には響いてくる。
フィンランドの文化には、
人生の本質をくすぐる幸せのレシピが
日常にちりばめられているんじゃないかなと思う。
本場よりは小さいし、湖じゃないけど、
でも人生のはかなさを感じる一瞬は、
きっとどこでも同じ。
世界で一番幸せな国、フィンランドの夏至祭、
「Juhannus」でした。
企画してくださった方、
素敵な時間をありがとうございました!
※ 今回参加してきたイベントは、フィンランド愛好家の日本人二人組が企画している「Juoppolalli」というプロジェクトの一貫で、他にも何度か参加したことあるのですが、とてもおすすめです!
(詳細はこちら:https://www.juoppolalli.tokyo/)