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2020年5月20日

【あなた達を見てきたから、私はここにいる】

本当に偶然、今の職場で新しく入ってきた看護師さんのTwitterアカウントを発見してしまった。彼女はポッドキャストをやっているようで、何を話すんだろうかと思い、聞いていました。(その日一緒に働いてて、私リーダーだった)

彼女がなぜポッドキャストで出勤日初日の様子を録音したのか、その理由を話している最中に少し息が詰まるような、泣きそうな声になっていた。
彼女は「申し訳ない気持ちで電車に乗り」「(家族と隔離するために)車中泊をし」ており、「自分で行くのを決めたのに何メンヘラみたいなコメントしているんだよと言われたこともあります」「拝められたいわけじゃない」「リアルすぎて、仕事中も携帯みれるんだけど、そんな気軽にツイート出来るような雰囲気じゃなくて、緊張感が凄すぎて」と言っていた。

日本の医療従事者差別は酷い。前に軽症者隔離施設のボヤ騒ぎがあった。新型コロナウィルスに関して、本当に酷いとしか言いようがない。

自分がこの仕事を選択したのだから、感染しても「自己責任」なのだろうか?医療従事者も、選択したのは自分だから、感染しても「自己責任」なのだろうか?

中国で感染者が多かった時の絵本の内容を、今でも覚えている。
医療従事者の母が、武漢の全然に全然に向かうと決めた時に、娘になぜ母親が行くと決めたのか、説明している内容。その中で母親は娘にこう話していた。
「もしも私(母親)が感染しても、大丈夫。きっと一緒にいる仲間が助けてくれる。」

私が生まれ育った国は、「自己責任」という言葉を押し付けて、自分の職務を全うする人に対して敬意も払えない、こんなにも冷たく悲しい人達の集まりだったのだ。だから彼女は、耐えきれなくて話しながら泣いてしまったんだろう。
私は、そんな人達に罵られて、泣くほど、繊細にならない。
図太く生きよう。もっと厳しい環境で、働いていた彼らを見ていたから。

「頑張って」
私は今日も元気です。


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