#BlackLivesMatterについてSNSで投稿することは果たして正義なのか
こんにちは
Kirara Okamotoです。
1投稿目で飽きるかなと思っていたのですが…笑
ここ数日のSNSの風潮に疑問を持ったので
私の思いをnoteでシェアしながらいろんな人と考えていくきっかけづくりのために文章を書いていきます。
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ここ3~4日、SNS上では
【#BlackLivesMatter】のハッシュタグとともに
人種差別の現状や人種差別に反対する人たちの声を取り上げたポストが急激に増えています。
そもそも、この#BlackLivesMatter運動自体は2013年から起こっているものなのですが、
2020年5月25日に発生したジョージ・フロイドさんの死亡事件によってこの運動が大きくなり、
全世界へ広がっています。
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では、本題です。
#BlackLivesMatter に関する投稿を目にしている中で次のような書き込みを見つけました。
(ニュアンスです)
“(日本で)私たちの日常で差別があるということを目の当たりにするのは少ない”
・・・・まじか、いや。まじか
【世の中にある差別って人種差別だけ?】
確かに、人種差別は大きく社会的に知られている問題です。
そして、「肌の色や人種」といった一目でわかりやすい要素が関係しているという特徴を持つ差別だと思います。
でも世の中には一目見ただけではわからない要因によって引き起こされているたくさんの差別があって、そこにはたくさんの被害者がいる。
世界・日本なんて関係なく
まだまだ差別は残っている。
住んでいる場所、職業、性的指向、見た目、宗教…
あげだしたらキリがないくらいに残っている。
そんな中でなぜ
“私たちの日常で差別があるということを目の当たりにするのは少ない”
のか。
それは、気づいていないからです。
あなたが差別されているかもしれないことにあなた自身が気づいていない。
あなたが「常識」だと思っている言動を通してあなたが差別していることに気づいていないからです。
「彼女いんの?」「彼氏いんの?」
正直、私も以前まで使ってしまっていた言葉です。
この言動の背景には【異性愛者が普通】という間違った考え方が根付いていて、この発言を聞いて確実にモヤモヤしたり傷つく人たちがいる。
でもそれに気づいていない。
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タイトルの
「#BlackLivesMatterについてSNSで投稿することは果たして正義なのか」について
自身の団体SNS でがっつり#BlackLivesMatter について取り扱った私への特大ブーメランでしょうか?(笑)
情報を発信したり、声を上げることは確かに正しいと思います。
感じたことや考えを自らが主体となって全世界に発信できる環境がSNSを通して手元にある。これは私たちSNS世代の強みです。
この強みを私は大いに活用すべきであると考えています。
しかし、
これを一時的なムーブメントとして
捉えてはいけない。
流行化させてはいけないと思うのです。
差別に対して声を上げることはムーブメントではなく「当たり前」になるべきです。
継続的に行動・発信することこそが差別撲滅につながると私は信じています。
あなたが、本当に社会の差別に向き合いたいのなら、
どうか「ムーブメント」で終わらさないでください。
そうやって考えたり、発信できるあなたは相手の立場に立てる優しい人だから。
これからも今回の出来事を通じて得た感情や意見を離さず、持ち続けてください。
そして、今回の出来事をきっかけに
日本にある人種差別やその他の差別について
“気づいて”ください。
身の回りにある差別に気づけば
“私たちの日常で差別があるということを目の当たりにするのは少ない”
なんて思えないと思います。
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新型コロナウイルスの蔓延から
今日の#BlackLivesMatterに至るまで、
2020年を生きる私たちは
少しずつ、でも確実に社会問題に対しての当事者意識を持ち始めています。
だから、今回のようにたくさんの問題の実情を知ることからを始めてほしい。
そして自分の中のモヤモヤを解決する方法を考えて、実行してほしい。
SNSで意見を主張することが全てじゃ無い。
人への接し方に気を配ったり、困っている人がいたら助けたり、使う言葉に気をつけたり。
そういう背伸びせずにできることでいい。
いつもの生活の中のふとした瞬間に差別について考えてみる。
自分の言動を振り返ってみる。
これからいかに継続的に自身がアクションを起こすのかといった部分がこれからの未来を変えると思います。
1人じゃ無理でも、継続していればどんどん広がって
何十人、何百人と広がっていくかもしれない。
だからこそ、思いやりのあるあなたの
今日からのアクションの継続が必要なんです。
「あなたの身の回りにあるモヤモヤはなんですか?」
「そのモヤモヤを今日から少しずつなくすにはどんな行動ができますか?」
SNSで発信する必要はありません。
今日の夜、布団に入ってから寝るまで、少し考えてみてください。
私も考えてみます。
2020.06.03
Kirara Okamoto
○団体Instagram (@fem_me.official)
https://www.instagram.com/fem_me.official
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