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目黒銀座の奥の細道。

『ランダムに選んだ過去の写真からインスピレーションを受けた小咄、コラム、戯言などを書き留める写真で二言三言。』

カメラを肩から斜め掛けしてただただ街を徘徊することに恥ずかしさも感じなくなったのは、泉麻人氏の著書『東京いい道、しぶい道』に書かれている道を一本一本歩くようになってからである。

その模様は私のブログ『say shilly things』でレポートしているが、この写真はその中の目黒銀座を徘徊したときの一枚。
写真の対象としては街であったり、路地であったり、店先であったりその時その時の道のあり様で変わっては来るが、私が一番興味が惹かれるのは街道、道であるようだ。

すべての道はローマに通ずではないが、道というものは大抵どこかには連れて行ってくれる。そこは見知らぬ土地である可能性が高い。回れ右をして戻れば元来た道へと戻ることも出来る。
今の世の中ではGoogleマップさえ使用できれば道に迷う心配も無い。

そんな好奇心をお手軽に満たすには見知らぬ土地の道をただ徘徊することですら趣味の世界に昇華することもできるのだ。
おまけに手にはお気に入りのカメラを手にしている。
気になったポイントは写真に残すことも可能だ。

この写真はまだ目黒銀座の商店街の一角だが、この道はそもそも蛇崩・伊勢脇通りという街道である。
名前からして『蛇崩』とはなかなか想像を膨らませてくれる。
この道をツラツラと進み、その先には商店街とはまた一味もふた味も異なる光景が待ち受けている。

街道沿いの様々な顔を愉しむことに私は魅了されている。

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