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都内に戻ると牛たんが大人気!?
『過去の写真からインスピレーションを受けた小咄、コラム、戯言などを書き留める写真で二言三言。』
2016年の7月に2年ぶりに金沢から都内に出戻ってきてから改めて感じたのだが、そういえば金沢時代には焼肉屋で牛たんをいただくことはあっても、牛たん屋に行く機会はなかったなと。
思い起こせば金沢転勤のさらに数年前、2013年の夏から冬にかけてとある仙台のプロジェクトで毎月のように仙台に出張する機会があり、仙台といえばなにはともあれ『牛たん』ということで、いまや全国的に有名なチェーン店から、ジモティおすすめの個人店まで様々な牛たん屋で食べ比べという幸せな日々を送らせてもらったことがあるのだ...(遠い目)。
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仙台ジモティとしては、都内から出張とかで来る人に先ず進めるお店は『利久』が多いとのことだった。
再び池袋に戻って来たときに、金沢時代に食べられなかったモノの筆頭として『牛たん』を食べに行ったのも、まずは池袋Esolaにある『利久 池袋店』であった。
以前から利久は人気はあったが、2年以上ぶりの利久の何が変わったかというと、圧倒的に店内の客層が女性比率の方が高くなっているということだった。
以前に『新宿ねぎし』で触れたかもしれないが、わたしが都内を離れていた2年間でどうも牛たんがヘルシーということで女性の間で人気沸騰していたようである。
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いまや全国的なご当地グルメとなっている仙台牛たんであるが、元を正せば仙台の進駐軍が食い散らかした牛の廃棄物。
この牛たんを安く仕入れて、戦後の高タンパク質摂取のために庶民に浸透していったのが始まりということらしい。
いまや高級料理と化してしまい、なかなか手が出せなくなってしまったが、私はなによりもこのへぎった南蛮味噌を付けていただくのが好物である。
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