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おそらく生涯のベスト定食であり続ける『魚笑』さん。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

前回『肉』に振ったかと思いきやもう『魚』に揺り戻しである(笑)
今年の7月で金沢へ引越をして10年を迎えようとしているのに、いまだに金沢が恋しくてたまらない要因はなんといっても安くて旨い海の恵みである。
最近豊洲市場にオープンした場外施設『千客万来』では中国の爆食客目当てに5千円を超える値段の海鮮丼が普通に売られているらしく、もはや日本人は高くて買えないインバウン丼として、別の意味でネットを賑わしている。
金沢での相場が身に付いてしまった身としては、いくら観光地とはいえこんな値段で海鮮丼を食べる気もしない位に金沢での食生活に染まったまま10年が経ってしまいそうである…

そんな数ある金沢で幸せな経験を重ねていただいたお店の一つが、今回ついに登場!な金沢アルプラザの敷地内にある居酒屋『魚笑』さんである。
写真はランチメニューの刺身定食。
2015年5月にアルプラザで週末の食材買いだめに訪れたついでに初めて魚笑に入店した時に注文したものだ。

刺身定食には並、上、特上、極上とあり、2015年5月時点では写真の刺身定食<上>は1,280円だった。
ちなみに刺身の種類はその日の仕入れ具合や季節によって変わるので、同じ定食でも毎回刺身が変わるのも楽しみだった。
この日の刺身は左上から時計回りでさわら中とろ、天然ぶり、さより、ほうぼうである。
この時、わたしは生のさわらを初めて拝見した。さよりは刺身の形状でお見かけしたのは初めてであり、ほうぼうに至ってはなにそれ?おいしいの??状態である。
これだけ大振りのお刺身がたっぷり盛られて1,280円しかしないのである。

これは通わないわけにはイキますまい!
とこの後、最低でも月一の感覚で金沢生活最後の最後までお邪魔することになる。
さらには、金沢から都内に戻って以降もたまに金沢出張がある際には駅から遠い駅西まで通うことになるのだ。
それくらい、わたしにとっては金沢生活でマイベストなお店なのだ。

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