縄文人 日本人にゲノム引き継ぐ

縄文人は約1万6000~3000年前に日本列島で暮らしていた人々を指す。ゲノム(全遺伝情報)の解読からは、縄文人の祖先が大陸の集団とわかれたのは、3万8000~1万8000年前とみられている。

日本列島では、狩猟や採集をしながら暮らしていた。3000年前以降は弥生人系の人々が大陸から渡来し、縄文人と弥生人以降の人々のゲノムが交わっていった。現在の日本で、本州の人は縄文人のゲノムを約10%受け継ぐ。北海道のアイヌの人たちや沖縄の人はもっと多い。

縄文時代の終わりごろには、寒冷化に伴う食料不足などで人口が急に減ったとの分析結果もある。

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