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産まれてすぐ手術した娘

体重3350gでこの世に誕生した子ポメ。
無事産声上げて一安心。
初見も問題なしだった。
LDR室でしばらく親子で過ごしてから、母子同室スタートしたが、起きてもミルク欲しがらない。

こんなものなの?

不安になっていたら初日はお腹の中にいた頃の栄養が残ってるからそうゆう子もいるとの事で安心していました。

が、しかし。次の日。
昨日同様あまりミルクを欲しがらない。
なんならオムツもそんなに変えてない。

なんだか思っていたものと違う。
もっと泣くものなんじゃないか?

看護師さんに相談してみるもまだ2日目だからねと言われ、不安が渦巻く中2日目終了。

3日目。
朝の定期健診で黄疸が引っかかる。
あぁ、だからミルク飲まなかったのか。
なんて思いながら、NICUに子ポメの治療説明を受けに行きました。
黄疸の光線治療の事。
全身検査した際に、実は動脈管が閉じてないことがわかったという事。(動脈管は羊水の中にいる時に呼吸を補助する為の管で、通常は産まれる時に閉じるけどそれが閉じていないので呼吸の邪魔をしている。)
動脈管に関しては徐々に閉じてくる事がほとんどなのでとりあえず1日様子を見る事に。

その日はNICUと病室を行き来して授乳に通いました。
やっと育児してるなぁって実感湧きつつ4日目に突入。
今朝は8時に授乳来て下さいと言われていたので準備をしていました。
NICUに向かうと、朝急遽検査入ってしまったのでお昼に来て貰えますか?と病室に返されました。
検査ならしょうがないか、なんて思っていたらお昼前に看護師さんがやって来て

ちょっと検査の件で話があるので旦那さんに午後来れるように電話してもらえますか?

と。
とても不安になりながら夫に電話。
しばらくすると再度看護師さんがやってきて
詳細はまだNICUから聞けていないので詳しく分からないのですが、手術になるかも知れないとの事で旦那さんに再度早めにこれるか電話して貰えますか?と言われました。

手術なんて想像していなかったので頭の中が真っ白になりました。
午後、NICUに行くと昨日の黄疸治療とは違うセンサーや呼吸器を付けた我が子の姿。
昨日とのあまりの違いに涙が止まりませんでした。
子ポメの周りに小児科・心臓外科の先生が来ていて
動脈管が閉まる気配がないので手術が必要だということが伝えられました。

確かに昨日ちらっと説明はされたけど、徐々に閉じることがほとんどといわれていたのでまさか手術になるとは思わず。なんなら閉じなかったとしても手術じゃなくて薬とかで何とかなるのかと思ってて。
今考えるとそんな訳ないんですけどね。

近くに子供の心臓手術に強い病院があったのでそちらに輸送。
私は出産後の貧血などがあったので病院に待機。
夫がついていくことになりました。

後から聞いたのですが、動脈管開存は割とある話らしく手術前にも難易度は高くないので安心してくださいと言われたそうです。

とはいえ夫が読んだ同意書には
死亡の可能性、合併症の可能性等書かれていて
私も不安だったけど、夫はもっと不安だったんじゃないかと同意書を見た時に思いましたね。

結果、2時間に及ぶ手術は成功。
小さい体で本当によく頑張ってくれました。
担当医に会った時に教えてくれたのですが、手術成功後2日分くらいのおしっこが一気にでたみたいです。
血液がうまく循環してなかったからおしっこも体内に凄く溜まってたんだって。

今回の手術で思ったのは、総合病院で出産して本当によかったなって。
家に帰ってからじゃ絶対気付けなかっただろうし。
すぐにNICUに入ることができて、色々な科の人と連携してくれて
早めに対処してくれて病院にはありがたい気持ちでいっぱいです。

先日一か月検診の時に小児科も受診したのですが、経過良好。
次は半年後に受診になりました。
何事もなく順調に成長していってくれたらいいな。


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