思い出深い映画3選 |『ちひろさん』|『天気の子』|『四畳半タイムマシンブルース』
私は映画好きと称する程には映画を観てこなかった人生だと思う。名作と呼ばれる映画は全然観てこなかったし、映画館に足を運ぶのは年2~3回程度。そんな私にとって、特に思い出深い映画を3つ紹介する。
『ちひろさん』
海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働く女性・ちひろの日常を描いた作品。劇的な事件が起きる物語ではないけれど、鑑賞後にジワジワとこみ上げるものがある。私が特に着目したのは「孤独」というものだ。私は人間が生き生きと過ごすにはある程度の孤独が必要だと思っている。とは言っても、人との繋がりが無くなるのを寂しく感じてしまう。丁度良く孤独な人生とは何なのか、問い続けている。
『天気の子』
言わずと知れた新海誠作品。この映画が思い出深いのは作品そのものというより、映画を観に行ったシチュエーションによるものが大きい。まあ、それも含めて映画体験ということにしておこう。この映画は賛否が分かれる映画だと思うが、私は好きだ。主人公・穂高が好きな女の子(陽菜)のために東京を沈めるラストシーンが好きだ。陽菜を犠牲にすることを選んでいたら、この映画は駄作だったと評していただろう。後、主人公の頭がイカれている(拳銃を発砲したり、線路を走ったり、など)のもクレイジーで好きな点である。
『四畳半タイムマシンブルース』
森見登美彦さんの小説『四畳半タイムマシンブルース』をアニメ化した作品。京大生たちがタイムマシンであちこちタイムトラベルするというストーリー。私自身、京都で学生生活を送っていたので、森見登美彦さんの『四畳半神話大系』や『夜は短し歩けよ乙女』など京都のまちを舞台とした作品が好きだ。それに加えて、癖の強いキャラクターがいっぱい出てきてわちゃわちゃする作品が好きなのだ。普段は大学生活に戻りたいと思うことは無いのだけれど、この作品を思い出すと少しだけ大学生活に戻りたくなる。
2024年は沢山映画を観たいと思う。今年はまだ映画を1本も観ていないのだが……。