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難航していた転職活動、無事ほぼ終了

現職をわずか1年半しか在籍していないというハンデを抱えて挑んだ転職活動だったが、無事内定を得ることができた。一時は転職を諦めてフリーランスの道を歩むことも考えたが、何とか会社員を続けることができそうだ。

転職先は大手企業で、残業時間が今の会社よりも格段に減りそうだ。給与も残業代抜きだと現状維持である。むしろ、東京の生活コストを考えると、実質的な収入は増えているかもしれない。勤務地が少々遠いのが気になるが、今のところ大きな不満は無い。

転職活動を通して、書類を提出した企業は合計で16社だった。そのうち、書類選考を通過したのは7社で、最終的に内定を貰えたのは1社。現職の在籍期間が短いことと年齢を考えればこんなものだろうか。

転職の軸がワークライフバランスと勤務地だけだったので、節操もなく色んな業界の企業を受けた。経営コンサルや大学職員、メーカー、インフラ、ベンチャーキャピタル、など。とにかく可能性のありそうな企業に片っ端から応募したような格好である。

転職活動を通して思ったことは、転職活動は新卒就活と比較して運要素が大きいことである。自分以外に自分より経歴がすごい人が応募していたら、その時点で選考に通過できない。新卒の時なら、競合相手はせいぜい学生であり、学歴フィルターさえ突破すれば土俵に上がるくらいできるかもしれない。一方、中途採用は自分が応募した時と同じタイミングでベテランが応募している可能性も大いにあって、そうなれば太刀打ちできないこともある。

何度か面接したが、手応えがあると思った面接は落ちるし、微妙だと思った面接は通過するしで、面接はよく分からないと感じた.全ての面接を突破できない時点で何かしら課題があるのだとは思う。ただ、それ以上に企業によって採用方針や会社風土が全然異なり、採用基準や評価項目も全く異なっているのだろう。曖昧な言葉を使うが、相性というものだろう。面接に落ちたからといって、マッチしなかったのだと思うことにしてあまり深く考え込む必要もない気がする。

何はともあれ、ここ2ヶ月の大きな悩みの種が解消して、晴れやかな気分である。転職活動を終えたことで面接対策に費やしていた時間を趣味に使える、と思っていたが仕事が割り込んでいるのが実情だ。内定を得た今、仕事のモチベーションが本当に上がらなくて困っている。1度目の転職の時は同業界だったので、今後のためにと思って真面目に仕事をしていたが、今回は職種が変わるので、今の仕事を精一杯真面目にこなす意味を見出せない。

これから退職交渉をしなくてはならない。めちゃくちゃ気が重い。まず、入社して1年半で退職することになるし、タイミング的に繁忙期の直前で辞めることになるからだ。正直に言って一番迷惑なタイミングだと思う。円満に退職することは諦めている。今年の3月に会社を退職した先輩は最終出勤日に花束を貰っていたが、私の場合は唾を吐きつけられるかもしれない。

とはいえ、繁忙期前に人が辞めて業務が回らなくなるのは、完全に会社側の責任だと考えている。そもそも、従業員の退職というケースじゃなくても、病気や怪我で働くことができなくなるリスクは常にあるのだから、従業員の1人2人が急に働くことができなくなっても対応可能なようにバッファを設けておくべきではないか。明日辞めるわけではないのだから、いくらでもやりようはある。

まあ、じゃあ内定をやっぱり辞退して退職を撤回するという選択肢は絶対無い。強引な引き止めに遭う可能性はあるが、最悪の手段として労基に駆け込めば退職することはできる(一応上場企業なので、手荒な真似はしてこないとは思いたいが)。正確なことを言えば、退職交渉をキッチリ終わらすまでは転職活動は続いている。だから記事のタイトルに「ほぼ」という言葉を入れた。あともう少し、踏ん張っていこう。

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