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飽き性人間には『多動力』が効く
『多動力』を読んだ。
大学生の時に一度読んだ気がする。当時はADHDという言葉を知らなかったが、今読み返すとホリエモンって完全にADHDだよなって思う。インターネット検索したら、診断は受けてないけど本人も自覚があるようだった。
今読み返すと、結構めちゃくちゃなことが書かれていると感じる。この本に書いてあることを真に受けて実行したら、職場からすぐにハブられてしまうだろう。ホリエモンの行動哲学はホリエモンに圧倒的な能力があるからこそ成り立っているものであり、凡人が真似したら痛い目に遭う。
もちろん、全部が全部めちゃくちゃなことを書いているわけではない。〆切は絶対守るとか、睡眠時間を確保するとか、当たり前かつ重要なことも書かれている。
たむらかえというYouTuberをご存知だろうか。クセの強い東大院生である。彼女の人間性を象徴する動画がある。エピソードが常人離れしているのと、彼女のトーク力が高いので、30分があっという間に感じる。
彼女もホリエモンと同様に、何かにハマったらとことん熱中し、飽きるということを繰り返しているそうだ。
私は一つの物事に熱中することができない。ホリエモンやたむらかえ氏と異なり、ある程度のレベルまで到達する前に飽きてしまう。何かを極めることができない。これが長年のコンプレックスであった。最近は、趣味なんて好きにすれば良いと割り切るようになって、飽き性なりに色々と楽しんでいる。
noteと読書は飽きずに続けている。が、noteに書くジャンルも読む本のジャンルもバラバラだからこそ飽きずに続けているのだろう。そう考えると、noteや読書は他の趣味と比べて掌握範囲が広すぎるだけで、他の趣味と同じ粒度だとnoteや読書の中でも飽きるのを繰り返しているのかもしれない。
今後、どうやってお金を稼ぐか、ということを考えた時、何かしらの専門性を身につけるという選択肢は自分には合わないと思っている。就活していた当初は専門性を身につけるキャリアを歩もうと思っていたが、就職してから興味の薄い業務について業務時間外も自ら学ぶのが苦痛すぎて諦めた。そもそも、会社員にすら向いていないのだが。自分の興味に基づいて勉強しようとすると、飽き性が故に興味が移り変わってしまい、専門性を身につけることができない。
希少な人材になるための戦略として、複数の専門性を掛け合わせることが良く言われる。その言説について、浅い専門性を100個くらい掛け合わせるような戦略も成り立つのだろうか、と考えてみる。
希少な人材になる、という発想そのものが視野を狭めている気がする。月に3万円しか稼げない事業でも、10個やれば月30万円になる。やってて楽しい事業だけやれば、ストレスもかからない。
色々考えてみるけど、いかんせん今までの人生でバイトや会社員としてお金を稼いだ経験しかないから、自分で事業を通して稼ぐことがイメージできない。結局のところ、とにかく早く行動して1円でもいいから自分の力で稼ぐことを経験した方が良いな。こういう話、もうnoteで10回くらい書いているので、いい加減1円でも稼がないといけないな。