発達障害の高校受験
僕は普通に公立・私立両方受験をし、みんなと同じように過ごすつもりです。
しかし僕は文字を読むのが苦手です。時間がかかったり、目をきちんと追えなかったり、呼び飛ばしたり、もう一度読んでしまったり…
そこで母が買ってくれたのがDAISOで売っていた
カラーバールーペ
真ん中に黄緑のラインが入っていることで読みたいところを強調し、読みやすくしてくれます
(大好きな太宰先生の人間失格ですね☆)
こんな感じになります。
僕はこのルーペをテストで医師の診断の元、使用許可をもらいました
日本の憲法で誰もが「合意的配慮」を受けることができるようになっています
目が見えない人は眼鏡をかける。
それと同じように僕は眼球の動きが苦手なのでこのルーペを使います。
僕はルーラーを使うと今まで以上にゆっくり文を読むようになったのでいつものテスト時間では足りなくなってしまいました。
そこで僕のかかりつけ医さんが「時間の延長をしてみてはどうか」と
僕はテストで主要5教科を10分ほど
副教科を5分
延長してもらっています。
しかし、ここからが問題。
高校受験をどうするか。
僕はたくさん悩みました。
時間延長となると別室受験となります
人より長い時間集中してなければなりません
でも大学受験で合理的配慮を申請するためには今までのデータが必要になるので僕は合理的配慮を高校で受けることを決めました。
しかし、また問題発生…
公立はあくまで市など大きな機関によって作られているので国の定めた合理的配慮はある程度行わなければならないので良かったのですが
私立の高校の先生が
「公平性を保つために認められない」
といったのです。
たしかに気持ちはわかります…
1人だけ特別なものを使って1人だけ時間延長ですから。
しかし、それでは僕がハンデを負ったまま同じ試験に臨むことになります。
マイナススタートなんです、
マイナスを埋めるために時間延長やルーペを使います。
公平とは
とても考えさせられる出来事でした。
結果的に今の世の中の流れが合意的配慮に向いているので
いいでしょう。ということになりました
(まあコロナで試験無くなって書類選考になったんですけどね…☆)
ルーペ、とても便利なので使ってみてください!
合理的配慮を受けることは恥ずかしくありません。
同じような悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。
むしろ自分の特徴の1つとして受け入れ、解決していくことができます。
みんなで同じ景色を見るために、