『保険料が高くて払えない』となった時に見るページ
最近では、『保険料高いから安くしたいよ』
といったご相談を良く受けます。
ドル建ての保険の場合は為替の影響で
毎月の保険料が高いからしんどいといった声が1番多いです。ですが、実際は円安であればドル資産を持つことは大正解なので、すぐに辞めてしまうのはもったいない。
その他だと、『毎月毎月沢山の保険に入ってるから支払いが多くて保険貧乏だよ、、何かアドバイスして』と言った声もちらほら。
加入している内容を分析してみると、まぁ損している上に不必要な保障をたっぷりと持っているとのこと。
やはり、プロとしては保険観と言うのは凄く大事だなと思うし、人生で家の次に高い買い物だからこそ、僕の周りの方やこれから出会う方には、絶対に失敗して欲しくないなと強く思います。
とは言え、払えるものは払える。払えないものは払えない。出来るかどうかで言うと出来ない。出来ないことを無理矢理やろうとしても多大なストレスです。
ですので、お困りの方に対して、どうしたら良いかの解決策は↓↓に書いてみます。
いわゆる『掛け捨て保険』の
ケースの場合は大きく2パターン。
①シンプルに保険を解約
②保険を一部解約
①については解約をすれば同時に保障がなくなる。
電気と同じで払わなかったら電気が使えないと同じ。
生命保険には『復活』と言う仕組みもある。
②については、掛け捨ての定期保険
(死亡保障4千万)にご加入していたとする。
→毎月1万円を支払っている。
『月1万円は高いよ、、だけど保険は必要だ!だから5千円なら払えるよ!』となった場合、保険料を月5千円に減額することができる。
このケースで5千円に減額すると、
死亡保障は半分の2千万円に下がる。
これが一部解約(減額)
ただし保険会社によってはできる基準が違うので、直接聞いてみる事をお勧めします。
・解約返戻金がある場合
(終身保険、養老保険、年金保険)
1.解約
2.減額
3.払い済みにする
4.延長保険にする
5.契約者貸し付けで保険会社からお金を借りる。
終身保険などのように解約したらお金が戻ってくる仕組みがある保険の場合は、いくつか選択肢がある。
1.解約について。
円建ての終身保険に
毎月1万円を仮に支払っていたら、
1万円×12ヶ月で年間払込み保険料は12万円
円でもドルでも短期の解約は
払込んだ額の方が解約返戻金よりも多いので損をする。
ですが、年月が経過すれば終身保険は必ず増える。詳しくは設計書に記載されている。
全部辞めるーとした場合は
当然保障も全てなくなります。
②減額について。
終身保険などの積立系は半分だけ辞めるとか4分の1辞めるとかできる。
仮に半分辞めたら解約返戻金の半分がドーンと振り込まれる。保障は半分になる仕組み。
実は辞めるタイミングによって得する場合もある。
出口のアドバイスができる担当者に出会えたらラッキー。
3.払い済みについて
そもそも『払い済み』とはなんぞや?
『払い済み』とは保険料を払うのを辞めること。
分かりやすく言うと保険料払うの辞めていじらず置いとく。
加入時に10年で払いますといって加入。
初めの方は払えてた。
だけど5年目に払うの厳しいってなった。
『よーし!!僕はもう払うのは無理だ。だから払い済みにします!』そうすると、翌月からの払込は一切なくなり、併せて死亡保障も減る仕組みに変化する。
ポイントは保障が下がる。
要は払ったお金を保険会社が運用しながらお金を増やすことになる。今はコンプラ厳しいけど昔流行った。払い済み前提の加入はだめ!
4.延長保険について
保険料の払いは払い済みなどと同じで一切無くなる。
当然、払込が長ければ解約返戻金も比例して増える
で、貯まっていた解約返戻金を元に定期保険を買う。
※解約返戻金はどんどん減っていく
万一の時ようで保障額は下げたくない。保障はしっかりと残しておきたいという人は延長保険が合理的。
ポイントは保障はしっかりと残せる。解約返戻金は無くなる。
5.契約者貸し付けについて
急に大きな出費が。。だけど今保険辞めるなんてもったいない。払込みもあと少しだから何とか頑張って払い切りたい。
って人には契約者貸し付けを使うのがベストかもしれない。
貯まっている解約返戻金の約9割を上限に保険会社からお金を借りれる。返済もいつでも大丈夫。極論亡くなってしまった時に終身保険を置いていたら精算される。
結論、保険料払えないとなってしまってもすぐに解約ではなく、それ以外にも手段がありますので、自身にピッタリなベストの方法を選択するべきです。担当者がいれば相談してみましょう。