#24 自ら家を建てるためのサービス「NESTING」
企画の会社オレンジ・アンド・パートナーズでは、CROSS FMのラジオ番組「X MAGIC/クロスマジック」の中で、オレンジ社のコンセプトでもある「サプライズ&ハピネス」をテーマとしたミニコーナーをスタッフが制作・出演しています。
番組について知りたい方は「#0 noteはじめました」をぜひ読んでみてください。これまでの境界線をとびこえて、かけ算することでマジックは起きる!毎週土曜の夜、すこし先の未来のハピネスを考えます。
誰でもできる家づくり!?
家づくりといえば建築家や大工の仕事で、「素人にできるわけがない」「DIY慣れした人でもせいぜい小屋程度・・・」と思われるかもしれませんが、なんと素人でもハイクオリティな家がつくれるサービスがあるのをご存知ですか?
その名も「NESTING」(URL:https://nesting.me/)。今回は、最大のものづくりともいえる「家」を自らつくることができる、究極のDIYサポートサービスをご紹介します。
まずはブラウザ上でベースになるモデルを選び、間取りや部材をゲームのようにカスタム。そうして画面上で自分の理想の家をモデリングすると、それを実際に建てるために必要なパーツを制作してくれます。
そのパーツを現場で自分たちで組み立てるのですが、作業の仕方をサポートしてくれるスタッフさんが来てくれるので、素人でも大丈夫。なんと子供も一緒に参加できます。なお、建築確認申請や、電気・水道などの専門的な作業はNESTINGが対応してくれるので安心です。
目指すのは「誰もがものづくりができる社会」
『NESTING』を手掛ける、VUILD株式会社NESTING事業部事業責任者の森勇貴さんによれば、1990年ごろには80万人ほどいた大工が2010年ごろには40万人まで減少しているそうです。さらに2030年には20万人ほどになることが見込まれていて、職人不足は日本における深刻な課題となっています。
いつか、お金があっても建物を建てられない未来が来るかもしれない。それならば、自分が欲しいものは自分でつくれるようになればいい、というところから『NESTING』はスタートしたそうです。
自分でつくったものへの感情移入。
一般的に、家を建てるという体験は建設業に携わる人しかできませんし、自分の家を自分で建てるという体験は一生の思い出になるのではないでしょうか。
なお、『NESTING』では10㎡サイズで300万〜、大人3人で3~4日で建築可能。80㎡サイズの場合は2200万円〜で、大人10人程度で40~45日で建てるそうです。
自分の住む場所を自分たちでつくることによって、家への感情移入が生まれ、価値になっていく。職人不足という社会課題を解決しながら、「自分でつくる」という行為が付加価値を生み出している素晴らしい取り組みだと思い、ご紹介させていただきました。
ちなみに、ブラウザ上でのモデリングは無料ですので、ぜひ一度体験してみてくださいね!