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鹿児島県曽於市|ドローンによる農業のデジタル化

鹿児島県曽於市(そおし)は、鹿児島県東部にある町です。山林が総面積の約60%、耕地が約20%を占めており、農業が盛んな町です。

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※画像:曽於市HP

曽於市の基幹産業である農業分野におけるICT活用事例をご紹介します。現在まさに取り組んでいる施策です。

農業分野の課題

農業分野においては、耕種(水稲,陸稲,麦類,雑穀,豆類,いも類,野菜,果樹,工芸農作物,飼肥料作物, 花き,薬用作物,採種用作物,桑の栽培など)の生産額が下がっているという課題があります。

畜産に関する生産額は平成23年の生産額299億6,709万 1 千円に対し,5年経過した後の平成 28 年の生産額 369 億 7,911 万 1 千円と 23%(70 億 
万 2 千円)増加している一方で,耕種の生産額については平成 23 年の 79 億 581 万 1 千円から平成 28年は 71 億 8,739 万 5 千円と,9%(7 億 1,841 万 7 千円)の減少となっている。
※出典:曽於市地域IoT実装計画

また、それだけではなく、少子高齢化により農業の担い手が不足すること、有害鳥獣による被害が年々増えていること、などが農業分野の課題として挙げられます。

これらの課題をICT活用で解決する計画が立案されています。

ICTによる農業分野の課題解決

(1)現地調査業務の効率化
職員の負荷が高かった業務の一つに、現地調査がありました。現地へ行って状況を確認したうえで紙に記載しているため、時間がかかります。

そこで、赤外線カメラ機能付きのドローンを活用することにしました。

データが蓄積されるため、有害鳥獣の分布や行動圏の把握についてデータ分析が可能です。

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※出典:曽於市地域IoT実装計画

(2)有害鳥獣対策・生息地調査
鳥獣の目撃情報など、市民が確認した情報を把握します。

また、データにより有害鳥獣の分布や行動圏によりします。

(3)伐採林の環境調査
森林サイクルによる森林の公益的機能の維持が必要であることから,積極的な再造林指導と市による再造林の実施を可能にするため,伐採後の環境調査が必要となります。

こういった施策は、「LGWAN」などの技術を使って実現される予定です。

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